デルフィは今までの海に囲まれた環境とは異なり山の中に存在します。
博物館には2mを超えるスフィンクスがあり、私はこれを見たいがためにここにプランに入れました。
ミケラミコスや考古学博物館でも、もう目にはしていましたが、大きさが違いますよっ。
その迫力に改めて息を呑みます。
ギリシャ神話におけるスフィンクスは難しいクイズを出しては答えられなかった者たちを食すという怖い存在です。
でもスフィンクスに魅了されている私はそんな神話はどうしても受け入れがたいもの。
そこでギリシャの博物館を巡り、情報を集めた上での私の見解はこの通り。
スフィンクスは日本の狛犬のように格式ある建物の入り口に守るように鎮座されていました。
格式ある場所ですし、昔は誰でもがここを通り抜けられたとは思いません。
たとえばデルフィとは古代ギリシャにおいてアポロン神託(デルポイ神託)を受けれる唯一の場所。
しかし、誰でも受け入れるわけではなく、神託を聞きたければ多くの貢物が必要でした。
貢物が足りない場合は当然、門前払いを食らったことでしょう。
各神殿においてもすべての訪問者が中に入れなかったことには変わりがないと思います。
門前払いを食らったものたちからみればこのスフィンクスは憎たらしいものだったものに違いがありません。
またスフィンクスを前に緊張をしたことも間違いないでしょう。
その思いが神話に繋がったのだと思います。
スフィンクスはまだ謎だらけの存在です。
しかしギリシャにおいてその数は少なくありません。
そこに秘められた内容に少しでも触れられたことに感謝と喜びを感じます。
そして再び見つけましたよ。
金でできた宝飾品の一部が見つかっています。
ここにも日本の菊紋章に似た形が・・・。
アルテミス像が身に着けているイヤリングをご覧ください。
アルテミスは山の神で山々に囲まれたデルフィにおいてその関係性は深いものでしょう。
祀られる神の耳に菊紋章。
日本との文化にどんなつながりがあるのか、まだわかっていない、またはわかっていたとしても隠されているその秘密に好奇心は募るばかりです。
デルフィ遺跡で一番目を引くのをやはり神託が行われていた場所。
アポロン神託といってもなかなか、ピンと来ないかもしれません。
「300 〈スリーハンドレッド〉」スパルタとペルシア帝国との戦いを描いた映画作品の中で
スパルタ王が神託を求めに行った場所がここデルフィなんです。
神託の周りには様々なポリスが貢いだ品を納めるための建物がありました。
これは修復されており、景観がわかりやすいです
私達が遺跡を見るとき、色がついていることはまれなこと。
そのため過去の遺産と思い込み、かってに遺跡で見た色がそのままだと認識してしまいがちですよね。
しかしこれが同じ場所のイメージ図。
紀元前5世紀ごろの人々の技法、業には本当に感服です。
実はデルフィの観光の前に瞑想をした際、この地が私とは深い関係がないことを教えてもらいました。
しかしこの場でミーア覚醒スイッチオンっ!
もともと山男のミーア(ミーアキャットは砂漠育ちなのにぃ~)。
「awesomeっ!!!!」彼の目が遺跡の後ろにある大きな岩山から離れなくなっています。
それ知らずにミーアペアレンツはどんどん先へ。
だからこの地に来たのね。
愛しいスフィンクスが私を招いてくれただけでなく、彼の過去世への道しるべとなってくれていました。
確かにどうしてデルフィ神殿がここに建立されたのかわかるほどこの岩山は偉大なものでした。
ミーアが納得するまでこの画を楽しみ、そして遺跡から遺跡の間の散歩中も下に広がる美しき森林に
何度も足を止め、その感動を思うがままに楽しみました。
デルフィ観光は1日と短い時間でしたが思う存分楽しむことが出来ました。
そしてデルフィの夜はまるでビッグフィッシュという映画の一場面を思い出させてくれるような
都会から離れた静かな町のイメージを私達に与えてくれました。
真実
(このブログは2013年12月27日に公開したものを編集し、再公開したものです)
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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