息切れと共にルックアウトポイントに到着。
ここは森に囲まれた小高い丘の頂上で、なんともスペース狭し。
決して狭すぎるわけではないけど、下を除けば崖下り一直線だから恐怖感が増す。
しかし見える景色は格別。
壮大なる海にバックグラウンドの森、そしてコロマンデルの岬までしっかりとみられる。
私はついつい登ってきながらその景色を目にしてしまったけどミーアには楽しみを残しておいてもらいたい。
「上、見ないで登ってきて。」
まぁいずれにしても滑りやすい道、その言葉があれば気を付けて登ることに心を傾けるだろう。
ミーアが頂上に着き、私が立っている場所と交代してOKを出す。
「おぉぉぉ~」
良かった彼も同じ感性を持ち、感動している。
ここにはベンチはないけど木を積んで作ったちょっとした座るスペースがある。
座ると隣がすぐ崖でちょっと怖いけど、椅子に座ってみるとなんだか心も落ち着いて眺められる。
しかしミーアはそこに座ることなく、写真を撮ってすぐに言う。
「日差しが強いから下に行く。」
えっなんと、こんなに素晴らしい景色めったにないよ、なのに一分ほどで降りるのですか?
まぁ確かに帽子にサングラスをバックに閉まってしまったミーアは現在、バンパイアハイカー。
「もっと楽しまないの?」と言いながらも確かにここでは木陰になる場所もなく、真っ青な空に太陽がギンギン、朝の寒さはいずこへ、暑さを感じる。
私の文句を聞いてちょっと下った小さな木陰待つミーア、そこからは景色が見られないでしょ。
なんだか私だけのためにちょっと後ろめたさを感じて、私も下ることを決意。
「また帰りも来ようか。」とワクワクな私。
「6時間以上歩いた後にそう思えるかな。」と的確なミーア発言。
「まぁ、行けたらだよ。」と発言に押されて弱気な私。
そうそう今回のハイキングは長い、先のことも考えて前進あるのみだ。
太陽が昇ってきたせいか、道に変化が現れたのか木陰が多かった道も日向が増えてくる。
写真を撮るスポットなど開けた場所なのでついつい日向に止まる私。
「日陰に止まって」とバンパイアから文句が言われる。
バンパイアはそんな私を追い越して次の木陰で待つ。
「バンパイアなのにハイキング好きっておかしくない?」とチャチャを入れる。
赤く色づくシダ、妖精が間に隠れていそうなファンタジーさ妄想させる。
おっビギナーズコースにしてまたぎ木が出てきた。
先日来たサイクロンの跡かな。
気づけば道は木陰を失い太陽バンバンの道。
海が見えてとにかく気持ちが良いには変わりがないんだけど・・・
道は細めで脇に成長している芝生のお陰で、わき道の終わりがどこだからわからない不安が生まれる。
絶景にとらわれているうちに気づけば海へドボンとならないように。
この日向に諦め、ミーアは帽子とサングラスをリュクから取り出しバンパイア終了。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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