「ならいいやっ、みんながそんなに勝手なことやるなら私も自分の聞きたい音楽大音量で流す。」
今年、ミーアがキャンパーにステレオを搭載した。
「ドライブシートの鍵貸して。」
私は既にやると決めた、皆と同じように私も他人への配慮を止めて、自分のやりたいことやる。
それを肌で感じたのか、ミーアはとっさに体勢を直し、車出発へとの準備を始めた。
そこで気づく。
そっかぁ・・・私は他人がうるさくしても我慢しないととイライラしていたけど、彼らと同じことをしようとするのは別のアピールとしてありなのかもしれない。
すると駐車場に4台のマウンテンモーターバイクが山道から颯爽と現れた。
それを気に、大音量犬遊び中車は、場所を取られたと思ったのかその場早々に立ち去った。
景色目当てじゃなくて迷惑行為だけしにきたのかあいつらは。
するとミーアも車発進。
「ランチ美味しかったよ。」と気を遣う。
自分勝手な行為を我慢してもらえっていれば調子に乗り、同じことされると困るとは、なんとも面倒くさい人種だこと。
ならば最初からいいマナーを心がけよう。
ルックアウトポイントから見えていたコロマンデル町。
道を下って、コンクリ道なり
はーい、結構すぐ町に到着。
ってことはやっとやっとこれで本当に、長時間砂利道からの解放だぁ。
ばんざーいっ。
再び、ここのダンプステーションで水の入れ替え。
日曜日の午後というだけあって車が多いなぁ。
ダンプステーションに到着してまずは汚水を捨てる。
その後、トイレで使用する水を補給。
トイレの水は飲料ではないので、排水場に取り付けてある水道から水を汲む。
飲料用のホースは利用できないので、4ℓペットボトルを利用しての作業。
作業が終わるとちょっと離れたベンチに座っていたバンキャンパーの男性が近寄ってくる。
手には大きなタンク。
「この水飲めるの?」
「飲めないよ、飲料はこっち。 」と教えて上げるとホースはなく、蛇口が上を向きタンクにそのまま注ぎ込めなくなっている。
「ホースは持っている?」
「持っていない。」
「ならうちのホース使っていいよ。」
ミーアは飲料水を入れるために車を移動していた。
グッドポジションに停車後、私はホースを取りミーアの状況を説明する。
「彼、ホース持っていないから貸してあげる。」
するとミーアは怪訝顔で小さくOK、なんか嫌みたい。
最初に彼に水を上げようとすると後でいいという。
ただ、うちのほうがタンクがでかいのでその間、変な空気の中で作業しなくちゃいけなくなるのはいかがないものか。
いいよっと再び、言って彼のタンクに水を灌ぐ。
その間、彼はミーアにホースの購入場所を聞いていた。
言葉の訛りからオランダあたりかな?と推測。
ミーアは言葉数少なく「MITRE10だよ。」と教えてあげていた。
彼にしてはちょっと冷たい対応。水が満杯になり、お礼を言って彼は離れていった。
「ないから貸してあげたんだよ。」
もう一度説明してもミーアはやっぱり不機嫌顔。
多分、タウポダンプステーションで出会ったマナーの悪いバンをはじめ、どこにでもゴミを捨てたりマナーを守らないのはバンキャンパー。彼らの迷惑行為への思いが蘇ってきてしまったのかもしれない。
確かにそれは無理がないよね、夜騒ぐのもだいたいミニバンの若者たちだし。
でも・・・でもね。
「ただ困った時に沢山助けてくれる人がいるから、私もそれをやるよ。」
すると彼はそれはそれでOKしてくれた。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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