「道の途中で前から来た人から、この人たち引き返していると思われるのが嫌だ。」
「そんなこと考えているの?」
「うん。」
私には全く発想のない言葉に半ばあきれる。
他人の目などどうでもいい。
そんなことより大切なことは自分の選択に誇りを持つこと、もしここで何か思うなら、私は他人より自分の目標が達成できないことのほうが気になるよ。
「なら、最初から川で折り返すルートを選びましたとか、またが逆方向から来ていますって言えば良いんだよ。」
いつも一緒にいるミーアであっても頭の中をちょいとのぞき見することは出来ない。
だから人とは面白いものなんだけど。
まぁ私のほうが落ち込むことが多いので非常に珍しいパターン。
最初は悔やんだこの折り返し、でも戻ると決めて歩いているうちに結果に満足している自分がいる。
そうしたらなんだかお金に対する重い悩みからも解放されたような軽い気持ちが蘇る。
自分たちが選んだ道を諦める。諦めたことを受け入れたことでなぜだか自分の心が開いた気がした。
相変わらずクレイの滑りやすい道は困難だったけど、これもいい道だと感じたりもしてきた。
そしてティキに続き自然の交流。
人懐っこい鳥が私たちに会いに来てくれた。
見つけてカメラを取り出す合間に場所を移動してしまい、うまく取れなかったけど、何度か与えてくれたシャッターチャンス。
手の届くほどの距離にあるツルに飛び移り
コケモコ木へと移っていく。
余りにも人慣れしているので「誰かが餌でも与えてしまったかな?」と思うほど。
この鳥はいろんな森でよく見かけるけど、これほどの距離はなかなかよ。
昨日の温泉臭さが残っていて、「こいつら臭いなぁ」って興味を覚えてくれたのだろうか。
滑りやすい道では安全第一だけど、この時ばかりは気が抜けてしまう。
撮影にご協力いただき、感謝しております。
クレイ道から抜け、木とのおしゃべりタイム。
はぁ、ここにもいたぜっ、かわいこちゃん。
モフっとした南国ニョキ小島。
すると私たちの決定を見定めたのか、木の上が明るい。
気づいたら雲はいずこへ見事な青空じゃん。
言わなきゃいいのに、言っちゃう私。
「晴れたよ。」
残念そうなミーアの顔。
「じゃぁ戻るか。」
冗談としていいつつも半分、本気な私、だからミーアを困らせる。
いやっ無理はしないと自らにしっかりと言い聞かせ、判断は私にあるのではなく宇宙にあることを理解するよう努める。
再びカウリの威厳に出会い、感謝を感じ、細道、むかるみ道を戻っていく。
戻りは早く、気づけばあの窪みが再登場。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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