なんだかこっちから見たほうが渡りやすそうにもみえるぞ。
今回もミーアが先にチャレンジ。
当初、私が渡ろうと予定していた窪みの中にある泥の塊にワンステップしてから渡る作戦をミーアが実行。
しかしそこから次のステップにつながる足場が見つからず、さらにこの塊、
あまりにも柔らかすぎて足をつくと沈んでしまい決して、ワンステップの休憩所にはならず、すぐさま上に戻ってきて要別案。
そこでミーアは前回と同じ場所にある岩部分を利用してジャンプして渡ることに成功。
一人脱出。
さぁて次は私の番だ。
私もミーアにつづけと同じ岩部分に行くけど滑りやすくてジャンプ時の踏ん張る足場としては不十分。
右往左往している私を見て、ミーアから「待って。」と言われる。
しかしそんな不十分な足場に体をまかせて立っていることなど望まない私は別のことを考える。
行きに体を支えるのに役立った木の根に手を伸ばし、捕まる。
そしてそこを起点に逆側に足をかける・・・をやってみた。
バランス崩した。
片手で捕まっている木の根を軸に体が右へと回転。
窪み側面に体がぶつかる。
足を乗せる場所などない状態で、宙ぶらりん。
窪みの下は深い泥地で、右側にそのまま落ちれば岩だらけの細い川。
「あーっ、待ってがわからない人だね。」
身動き取れない私にミーアが大きめにつぶやく。
彼は地面にある別の根に手を伸ばし、支えを得てから、こちらに手を伸ばす。
しかしミーアに迷惑をかけたくないと自力でどうにかしたい私はすぐには手を伸ばさずもがくも、ミーアに引っ張り上げられる。
そして生還。
はぁー、大変だった、宙ぶらりんだった時に窪地から突き出た木の根にぶつかり陥没を得たふとももの一部。
痛みもあるし、アザ決定だな。
「あの木の根にありがとうしなさい。」と真剣にミーアに諭される。
「ありがとうございます。」
木の根に深々と頭を下げて、本当に心から感謝する。
木の根も同じ生き物、それが私を助けたことには変わりない。
他の人に言えば笑われるかもしれないけど自然に重みを置く私たちにとってそれは当たり前の行為。
確かにあの子が弱い根で私を支えきれなかったら岩場の川に落ちて、怪我をしていたことには間違いないだろう。
救ってくれたんだ、あの木の根が。
最初にあの窪地を渡るとき、ミーアはあの根が邪魔だと思ったらしい。
しかし実は捕まるのに最適だとわかり、あの根があそこにある理由がわかると言っていた。
あの子は多分、今までにも多くの人の援助へと務めたことだろう。
窪地を渡り終えればもう終盤かなと思うも、ナビで確認すると後2㎞。
当初予定していたのは19㎞。
19㎞に比べれば2kmなど短い距離だけど、もう終盤と思った後には長く感じるもので・・・。
さらに不要にバランスを崩し体力を奪われたから、それも関係あるかもね。
道はまだまだ滑りやすいクレイ道
さらに細い登りときたもんだ。
それでも行きとは違う青空ハイク。
面倒と感じる道だけど一歩一歩進むことが楽しくもある。
木が茂るジャングル道まで戻ってきた。
看板が目に入る。
移動距離12㎞、所要時間6時間、現在13時。
ゲートに戻ってきた。
車に戻りネットでこのコースを確認したところ、やはりadobanced(上級者)コースだった。
ニュージーランドでのadobancedコースは岩を上ることもありロープや特別な用意がいろいろと出てくるコースを指す。
よかった戻ってきて。
ナビで確認したところ先にはすごい急な登りがあったから、もしかしたら滑りやすい岩場だったかも。
ミーアの感はやはりするどい。
いろいろと乗り越えた私たち、ミーアは少し自信がついたみたい。
それでもやっぱりニュージーランドでは初級-中級コースが私たち向きだとはっきり認識できた。
昼はさほどおなかが空いていなかったので、ミーアはみそ汁、私はお湯を捨て忘れ薄味になったミーゴレンカップヌードルで済ます。
まだ時間も余っていたので、昨日の温泉に戻って1時間半しっかりと温まった。
そしてお決まりとなった馬術競技場のキャンプエリアに戻り一泊することに。
夜は相変わらずのウマシチーズパスタ。
体も温まり、いろいろあった今日、さらに昨日はうまく寝付けなかったこともあり夜8時には眠さで布団の中へ。
翌日は朝7時に起床となんと11時間もの深い眠り。
午前中は11時まで自由時間、瞑想に日記に充実した時間を過ごす。
11時半にキャンプ場を離れ、マンゴヌイへ。
こうしてプケティフォレストハイキング旅は終わりを迎えた。
新しい経験をすることは予期せぬ出来事が待っている。
それでもそこから自身の判断を身に着ける。
わんぱくでもいいっ、たくましく育ってほしい。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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