右と左で別世界。
右見て左見て、正面見て、その違いを楽しむためにウロチョロしながらハイキング。
幸いここの道はそう木の根が多くない。
ずーっと杉の深い緑に吸い込まれていてから新緑、明るさがまぶしいよ。
ルンルンで登っていたらやっぱり、現実こうなった。
木の根急坂再び現る。
・・・・・・・
しゃぁない登るか。
登るしか道はない、尾根コースを楽しむためには。
っていうか本当にこのコース有名なのか?
確かに人と一緒に上りたくはないけどあまりにも会わないし、登りとは書いてあったけどこんな道だとは知らんかったよ。
知っていても私、本当に上ったかな?
うんっ、上っただろうな、尾根道目指すために。
確かに大変な道だけど、自分でルート決めて登るの嫌いじゃない。
ミーアと再びスペースが空き、スペースが空きすぎると立ち止まる、ある程度彼が近づけばまた歩き出すと繰り返していたら、やっと頂上看板発見。
ここから先見れば、木の根杉道は終わり、新緑なだらかルートになりそう。
頂上まであと少しとなれば、進むぞっ、休憩は頂上ですればいいね。
ミーアも近くになってきて声をかける。
「急な道は終わりだよ、頂上あと少し。」
「休憩する。」
「えっ?でも頂上まであと少しだから我慢すれば。」
「いやっ、ここで休憩する。」
確かに看板側によい木陰の小さなベンチあり。
登ってきてミーア、「ここで座る。おにぎり食べる。」という。
そのいかにも決めたという態度に押されて隣に座る。
彼は黙々とリュックからおにぎりを取り出し食べ始める。
確かにバス停で私はおにぎり食べたけど、ミーアはファミチキだけだったらかおなかすいちゃったのかな。
なんだか膨れたフェイスで言葉なく黙々とおにぎりを食べている顔がかわいい。
表情から彼の気持ちが伝わってくる。
「ミーア、かわいい。」というといぶかしげな顔。
「だってその表情から気持ちが読めるもん。なんだこの坂、どれだけ登らせるんだよ。おにぎり食べないとやってられないよ。」
すると彼も笑い出す。
気持ちちゃんと読めてた?
聞けばちょっと違ったみたい。
「真実だけ休憩して、自分もやっと休憩できると思ったらまた歩き出しちゃう。だからちゃんと休憩したかったの。」
あー、私が彼を待っていたのを彼は私の休憩ととっていたのね。
にしてもそこまで的は外れていないよね。
口数なくともその表情や行動で互いの気持ちがわかる。
なんだかんだでもう15年近く一緒にいる。
互いに譲れない部分あって、譲って性格が変わった部分もある。
脳のつくりは違えども、気づけば似た者同士。
だから一緒にいて楽しい。
笑いあって、おにぎり食べて休憩は終わる。
さぁて自然林道を進もう。
ずっと険しい道からなだらかな道へ、道は細くなりその変化から少し感じる恐怖。
途中、高尾山ルートという看板を見つけて、ミーアは神馬山行かずに直接こちらに行きたい模様。
「えーっ、でも陣馬山も良いって書いてあったよ、折角だから山頂目指そうよ。」
ここはわがままを聞いてもらう。
道を曲がった先になんだか意外なものが見えてきたぞ。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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