どんな状態であれ、そこに案内板があることは大切なこと。
ナビを見ても不安な時に心強さを与えてくれる。
道はまだまだコンクリ。
緑はきれいだけどやっぱりコンクリ道だと膝にはくるし、ハイキングとして物足りなさを覚える。
琵琶湖と比叡山坂本駅の景色を高台から。
おっ道が二手に分かれたぞ。
こっちが道らしく思える。
だってもう一方は人さまの敷地っぽいもの。
しかしナビから行くと後者が正解。
本当かなぁと思いながら、先の白いポールを超えてみる。
するとなんだか道が見えてきたぞ。
細いけどどうやら山の中に入っていきそう。
でもこれがかの比叡山に向かうためのメインロード?
坂本からのコースは様々なサイトに掲載されていてメジャーなコースと踏んでいたよ。
しかし実際は石ころいっぱい林道裏道といった雰囲気。
道は結構な登り道だし、石ころに足がとられて滑りやすい。
うねる道の度にこれで急坂は終わりかと思いきや、ターンすればまた現れる急坂。
道から石ころがなくなったことを喜べば中央に川の流れ後のような大きな凹み。
凹みの中は狭いのでその左右を歩く。右の道なくなれば左の道へ移動。
そして再び石ころ道。
なんだかこのルート勘違いしていたぞ。
メジャーな比叡山ハイキングルートという思い込みが変換されていく。
想定外の弱中級レベルコース。
まぁその陰あって、人も他にいない。
鞍馬山では思いのほか人の数に悩ましさを感じていたけどに、そういう意味では開放的。
台風の影響がまだ残る月曜日、あえてこんな日にハイカー来ないか。
鳥の声を聴きながらハイキングができるんだから道の凹凸に文句を言っている場合ではない。
するとなんだか鳥とは思えない草をガサゴソする音が聞こえてきた。何ぞやっと二人して立ち止まる。
鹿かイノシシか。草がかすれる音がするととりあえず止まって静かにして周辺を確認するのが私たち流。
その後、カチンカチンと音が聞こえる。
ミーアは慎重に耳を傾け、私もそれにならう、心の中では人工サウンドではないかと疑いながら。
その後も警戒的なミーアに対し、私は先に進む。
すると見えた赤いリュック、そこではおじさんが草木の手入れをしていた。
なーんだと思い、「おはようございます。」と声をかけるとびっくりしたように「おはようございます。」と素敵な笑顔とともに返答してくれた。
挨拶だけで立ち去ろうとしたところ、おじさんに呼び止められる。
「どこまで行くんですか?」
「比叡山まで行きます。」
「雨具、飲み物はちゃんと持っていますか。」
「持っています。」
「よしっ。」と承諾をいただく。
少しばかし時間があるかと尋ねられたので「はい。」と答えて周辺情報を教えてもらう。
弁慶水に、多くの親王が眠る墓、東棟までも近道。
下りは滝方面の道は滑りやすいから言ってはダメ、もたて山ウォーキングコースを行くように。
まるで山の神様から道案内をされているかのようにおじさんはいくつものことを教えてくれる。
不思議な出会いとはあるものだ。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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