風景に大きな変化あり。
先には家が立ち並び、右手には無数のお墓。
お墓へ続く道から白い中型犬連れのおばさんが降りてきた。
犬はどうやら私たちのスティックがコンクリを叩く音がお気に召さないようで、こっちを向きながらキャンキャン鳴いて後ずさりのような動きをしている。
「大丈夫だから、大丈夫だから。」とおばさんがなだめると普通に歩くも、やはりこちらが気になり、キャンキャン鳴いておばさんになだめられている。
済まないことしてしまったな。
妖精おじさんから親王の墓がある場所があるって言っていたけどここのことかな?
もしかしたら東塔から山頂ルートで見た墓らしきものかもしれなかったけど、とりあえずと思い墓を覗かせていただく。
ミーアは道で待機がいつものパターンね。
お墓に刻まれている名前の状態からいって古いものが沢山ある。
ここのいくつかはもしかしたら貴重なものなのかもしれない。
少しお散歩させてもらっていたら気分がすごくよくなってきた。
いい土地のエネルギーの場所に眠っている皆様はさぞかし健やかに永眠されていることだろう。
さぁて比叡坂本駅に戻ることにしよう。
横断歩道わたって、細道へと前進。
ここから先は道が結構入り組んでいる。
それこそナビなしでは駅にたどり着けない。
ナビを使いながらでもついつい道を間違えてしまうことも。
家の前で数人の子供たちが遊んでいる。
ミーアを見るなり「外人だ、外人だ。」とはしゃいでいる。
子供好きからほど遠いミーア、もちろん無視。
そんな彼の性格など気にせず、「ハロー。」と言って絡んでくる。
面倒なものだぜ・・・・ミーアの心境。
「返事しないの?」と聞けば、真実が返事すればいいと言われた。
日本人である私が日本である子供に「ハロー。」と返答する変な場面。
ミーアは決して返答せずに、彼らを通り過ぎた後もずっと「ハロー、ハロー」という背後から聞こえてきた。
線路を見つけて進めば駅が見えてきた。
「これで京都に帰れない?」
駅に行って、路線についてちょっと調べてみたところ残念、京阪電車石坂線は京都には行かないらしい。
コンクリ道での長い歩きはやはり疲れた膝には優しくない。
文句をブーブーしたりしなかったり、無言になってみたり、今日の思い出をレビューしてみたりとりあえずはナビに沿って道を行く。
すると右折した横に行きで利用したセブンイレブン発見。
イエスっ、逆を見れば湖西線比叡坂本駅が見えたぜっ。
駅に到着した時は16時52分。
休憩、参拝、迷子タイムも含めて7時間半のハイキング。
17時発の電車で京都に戻り、ロッカーに預けて荷物を取り出して、そのまま新幹線で東京へ。
合気道合宿を含めた京都ハイキング旅。
今回の比叡山、以前のリベンジとばかり自らの足で登った。
深い印象と教えを受けたのはお堂ではなく、妖精おじさんが作り上げた清らかな場と彼の行動から学んだことだった。
これが今回の比叡山ハイキングの本当の理由だったと思う。
全体の旅を通して、凶方で来て、凶方で帰るだけあり楽しいながらもいろいろと大変なこともあった。
心身いろいろ感じた旅で天気にもそう恵まれはしなかったけど、やはり自分が望んだことはすべて体験できた。
自らの不注意によるミスも、たまたま訪れたチャンスも、そして教えもすべては用意されていたものだと感じる。
旅を終えて今思うこと、もっと自分の心がコントロールできるよう精進したい。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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