すんべりやすーい、この階段。
木で作ってあり、柵には苔が。下手して柵を触ると、苔が爪の中に。
足元に注意しつつも、ついつい歩きやすいと気を抜けば横に滑る。
底がしっかりとしたハイキングシューズなのにどうして?と足底を確認してしまうほど。
こういう道は足を地面に直角にしてあるくのがコツと学ぶ。
自分の歩きにばかり気を取られていると早歩きになり、つい忘れるミーアの存在。
滝に繋がる階段を歩いていると、
「キッキッキッキー」
鳥とは到底思えないような鋭き鳴き声が聞こえ、固まる私。
なんだっ、なんだっ、なんだっ、コレ。
急に恐怖で全身に冷たいものを感じ、自分が自然の中に一人でいることに気づく。
やばいよー、やばいよー。
一度怖さが来るとなかなか取れない。
「ミーア、ミーア。」
呼んでも彼はまだまだ後ろらしく、返事が聞こえてこない。
私、何か失礼しちゃったかな、こんな時の一秒はとっても長い。
彼を待っていたけど、もう無理とばかり、道を戻ってミーアを探しに行く。
「ミーア、ミーア。」
そして彼の姿を見て安堵。
先ほどの恐怖体験を話しても笑って答えてくれる。
あぁー、もう安心、彼はやっぱり私の守護人。
先ほどの鳴き声が聞こえた場所には小さな洞窟がある。
洞窟があるのは知っていた、ミーアはその中に何かいたんじゃないの?と。
でもいなかったけどなぁ。
彼がもう一度、確認して安全〇印をくれる。
すると自分に元気と勇気が戻ってくる。
ありがとうっ、ミーアマン(アンパンマンにちなんで)。
力をもって再び前進。
階段を下り・・・見えた。
美しいぃ~姿、ここから温度が一気に変わった、マイナスイオンびんびん。
細く伸びる滝の姿、決して大きくはないからこそ秘密の場所と感じる。
そして滝つぼの透明感と言ったら・・・
深いにも関わらず底の白い石まで見える。
なんて美しんだろう。
澄み切った水ほどの純粋に勝てるものはあるのだろうか。
見ているだけでドキドキする。
竜門という名だけあって、龍を感じようとしたが今はお出かけ中なのかな、私には気配は感じられなかった。
ただドラゴンゲートという言葉通り、そこから何か別の場所への入り口に繋がっていると言われれば納得のエネルギー。
ミーアと透明度の高い滝つぼとそこに流れるエネルギーを二人だけで楽しむ。
シルバーウイークの中、こんな素敵な時間を二人で独占できる幸せ。
喜びの中、自然をそのまま受け止めよう。
枝に作られた蜘蛛の巣が、風に揺れ、光に反射しキラキラしている。
何気ないところに喜びは隠されている。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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