表面はざらざら、お水を一杯含んだ海藻。
これは足が滑らんとばかりに調子に乗ると、スルッといくことも。
まぁそれでも沼状態をいくぶん楽にしてくれる。
引き潮で露わになった場所を歩くと不思議なものに出会う。
人工的に四角に区切られたライン。
確か以前も見た気がするな。
ラインの間には貝がいるから多分、人工ではないんだと思う。
ってことは自然にできたってことだよね。
人間が発見する前の前から幾何学的構成が海流と土壌の間で示されているんだ。
どんどん進むと乾いている部分が増え始め、泥に足を取られることもなくなった。
海辺近くには鳥がいる、何もしなければ逃げることもない。
道が狭くなった影響もあるのかな?
引き潮から満ち潮へと流れが変わったせいか思いのほか歩く場所が狭く感じる。
今後、高い波がくることを考えるといつまで岸壁下を歩けるかな。
先ほどは乾いた泥場での四角模様、ここではまた異なった状況での四角区切り。
やっぱり水の流れとかに関係しているのかな。
気づけば道には石ころが増えてきた。
沼地滑りから、石ころ滑りに変化。
海辺でよく見かける体が黒く、くちばしがオレンジの鳥がいる。
調べるとOystercatcher Bird(オイスターチャッターバード)というらしい。
名前からして牡蠣食う鳥なのだろう。
今回もこの子たちに出会った。
二匹のつがい。
そして後ろい小さめの茶色い鳥がいる。
ミーアが近づくとすごい勢いで鳴く、キューキューっと。
あまりにも頻繁に耳に強く感じる声、私達を威嚇している。
「止まっちゃだめだよ、怒っているよ。」
少し離れた場所から写真を取る私に注意するミーア。
「違うよ、ミーアに言っているんでしょ。」
鳥が向かっているのは明らかにミーアにだった。
しかしなぜだか方向を変え、離れた私の方に向かい歩いてきた。
にらみ効かせてやってくるよ。
でもどうして?
私達何もしていないよ。
特に私は彼らから距離も明けているし、威嚇される理由がないよ。
私は鳥をにらみ返す、鳥はひるんだ。
「だめだよ、動いて。」
しかしミーアの声が聞こえ視線を動かした瞬間、なんと私めがけて飛んできた。
なんてこった、びっくりしたよ。
頭をつつかれてはたまらんとばかりにミーアの方へ避難する。
一度はひるんだ鳥は怖気ずく私を見て攻撃を再開する。
鳥が私達めがけて飛んできたところ、ミーアは手を広げて体を大きく見せる。
すると鳥が離れていく。
鳥が再度応酬するとミーアはまた手を広げる。
何度か繰り返し、掛け合いもそこそこに場所を移動した。
彼の効果はてきめんだった。
「すごいね。どうしてああいう動きしたの?」
「向こうが体を大きく見せようとしたからこっちも大きくした。」
私が頭を抱えて体を小さくすると向こうが優勢と感じるため、「こっちはもっと大きいぞ」とアピールしたようだ。
さすが自然から学びを得られる頭の柔らかさに感心する。
多分、茶色い鳥は雛だったのだろう。
それを守るための行為だと思うから、今度から子連れの時は近づかないようにしよう。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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