「信じられない。」
もったいない精神とは日本から生まれているもの。
これはミーア家族の信じられな行動の1つ。
食べたいだけ食べていらなくなった分は処分すればいい。
もったいなよりもその時の自分の欲求のほうが大事なのだ。
特に私は今、世界の資源の無題遣いに対してちょっぴり過敏になっている。
生きているだけで自然破壊、地球にお世話になっているんだからそう何から何まで厳しくしなくとも出来る範囲内で無駄はなくそうよ。
ミーアも私と一緒に住むようになり、鍛えられ、がんばっている。
が、今日ばかりが欲求が勝ってしまっているらしい。
「じゃぁどうすればいいの?」
「私が無駄遣いを嫌うの知っているでしょ。そのうえで私に聞かないでよ。」
「むかつく」と膨れるミーア。
確かスーパーの先にガソリンスタンドなかったっけ?
「ガソリンスタンドで1つ売り買えば?」
「それが一番高いでしょ。」
「でも無駄がないよ。」
さらに言えばだ、4個の入りのミニサイズから1つ食べて後を捨てるなら高くとも1つ売りのほうが値段は安く済むはずだ。
平行線の二人、私が彼に良い案を出せるわけがない。
そして彼はチョコ売り場に向かい、「これでいい」とチョコを手にした。
ただ決して彼の気が済んだわけではない。
誰だって食べたいときに食べたいものが食べられないのはストレスがたまるもの。
チョコをつまみながら車を走らせると、ケンタッキーの匂いが漂ってきた。
旅でよくケンタを利用することもあり、旅前はお預けを食らっていた。
ケンブリッジにもケンタッキーがあり、稽古前の腹ごしらえとして4時ごろ食べられるといいなぁと思っていた。
しかし出発時間から到着時間を逆算すると無理とばかり諦めていた。
まさかここで出会うなんて・・・・。
それもミーアの機嫌が損なわれている今・・・・
運命だわっ!
現在4時半。
ケンブリッジまで後50分ほどとナビ。
今後の渋滞の恐れなどを考えると席に座ってゆっくりとはいかなくてもテイクアウトで運転しながらは可能だ。
「食べる?」
「食べる。」
ミーアの不機嫌はすぐさま逆転し、ケンタッキーへゴー。
レジには行列。
結構時間がかかっている。
ミーアが選んだバーカーはなんと8ドルもする。
いつも食べているチキン2つとポテトのセットは6.2ドルだからいかほどの品がこれでご納得いただけるだろう。
なぜだかわからないがニュージーランドではファストフードチェーン店のバーガーの価格がべらぼうに高い。
私は同じバーガーでも3.78ドル商品。
まぁさっきのこともあるし、これでご機嫌が直せるなら仕方ない出費だ。
列はなかなか進まず時間だけが過ぎていく。
これなら座席で食べたのと同じほどの時間を使っているかもと寡黙に心で文句を言いながらどうにか自分たちの番となり注文、ゲット。
私のバーガーはこれ。
ミーアのバーガーはこれ。
チキンからいって違いはあるけどそこに4ドルの差を見いだせない私がいる。
それでもやっと食べたいものを手にしてご機嫌なミーアがいるならいいっか。
「これでアイスの分のイライラは消えた?」
「これとそれとは別。」
あっ、さいでっか。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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