天気が良いことは非常に恵まれている。
雨続きのハイキングなんて本当に勘弁。
だからこそハイキング前に晴れを望み、お願いしてきた。
そうしてこうやって頂戴した素晴らしい快晴。
だがなぁ、だがねぇ~。
熱いのよ。
昼も過ぎた今、ただただ熱い。
標高1000m以上で風は涼しさを運んでくれる。
でも私の望み通り太陽はサンサンと降り注いでくれる。
荷物が軽く、軽快なステップハイキングなら多分、喜びに満ち溢れていたけど、荷物がこう重く、貴重な一歩一歩を踏みしてめているともう少し温度が低く、涼しい天候を望んでしまう。
人ってなんとわがままなのかしら。
道は多少なりとも上り下りがある。
再び森に入り透明度の高い川の水。
安心感を覚える。
リリーフランキーさんのイラストを思わせる木。
道は橋があったり、細道になったりいろいろと変化を見せてくれる。
多分、ここは川だったんだよね?
オークランドはヒートウェーブが来ていて今年は雨が少なく、暑い日が続いている。
多分、ここも同様で川が干上がってしまったのだろう。
水は川から補給できるけどこう干上がっていたら無理よね。
ハットでの水は十分にあるのか不安になってしまう。
水は一人2ℓを1日分として持ち歩くように言われ、ちゃんと持っているから大丈夫だとは思うけど目の前に広がる川の跡はなんとも心配を与えるものだ。
整備された草原道を行く。
歩いた分だけ目標は近づく。
十分に干上がった細道を行く。
階段も下って、まだ登る。
登るのわかっていて下る悲しさよ。
大荷物、察してくれと言わんばかりな自分。山の上り下りを分かっていてこの道を進むことにしたのに現実に幻滅するおろそかな自分よ。
ここも干上がり川だね。
干上がりゴロゴロ岩を過ぎて、小腹が空いたのでランチタイム。
まだ朝からバナナしか食べていない。
食べ物をしっかりと持ってきたくせに皿のことなど考えておらず急遽ゴミ袋用にと持ってきた小さな袋で代用。
サラミ、チーズサンドをバジルソースで。
やっぱり素晴らしい景色で食べるものってすごく贅沢でおいしく感じられる。
すると一人の男性が川と通り、私たちを過ぎていった。
荷物は私たちに比べると小さいけどもしかして同じグレートウォーク仲間?
軽く挨拶して彼は足取り軽く消えていった。
ゆっくりした後、うちらも動くことにしよう。
しかし腹がいっぱいになると動きがのろくなる。
荷物の重さもなぜだか倍増して感じる。
頑張り歩いてもやっぱり弱音が漏れる。
私、弱音を吐きながら頑張るタイプです。
ミーアよりも小さな体で同じほどの荷物を運ぶ。
よっこらせ、よっこらせ。
相当かわいそうに思ったのだろう。
「荷物を少し持つよ。」
心配してくれるミーア。
「いいよ。」
「いいよ、持つよ。」
「だって、荷物を渡したらミーアの荷物が重たくなるでしょ。」
「僕のほうが体重が重いんだからいいんだよ。」
「だめだよ、この荷物は私の責任なんだから。」
これは瞬時に思ったこと。
「人に荷物を持ってもらってまで、他人に迷惑をかけないと登れないのなら登らないほうがいいんだ。」
それを言うと彼も黙った。
ただ重そうに、辛そうに弱音を吐きながら歩く姿を見るのは辛いよね、ミーア。
ごめんね。
でも私、頑張りたいし、一緒に同じ荷物を背負って君と歩きたいんだ。
ハイキングって人生と一緒だね。
いつも優しいミーア、ありがとう。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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