ここまで結構な思いで歩いてきたんだよ。
ブログをずっと読んでくれているならきっとわかってくれるはず。
なのにここから歩いて6分の場所にハットがあって、ここまで車で来られるなんて。
ショックっ!
さらに歩いてたどり着いたからこそ見られる景色がある。
特権のために重い荷物背負ってがんばってきたのに、車で見にこれちゃうなんて。
でもミーアは知っていた。ここに駐車場があることを。
はぁ無知が与えた心の疲労。
まぁいい、忘れよう。
ここは整備されて歩きやすい道になっている。
案内通りハットが見えてきた。
すでにそこには多くの人。
結構な笑い声がこちらにも届いてきている。
うわぁ~、うるさそう。
引く自分、まぁハットは小さい。
そこに同じルートを行く人々が詰め込まれるわけだから、こうなるのは仕方ない。
15時半。
4時間半かけて今日の目的地、マンガテポポハットに到着。
室内は狭いこともあり多くの人がベランダにいる。
目があった人と軽く挨拶を交わし、中へ。
ただの掘っ立て小屋かと思いきや、ドアを入ると大き目のテーブルが2つ左右にあり、その奥がキッチン。
さらに暖炉まであるよ。
思っていた以上に整備が整っているではないか。右側のドアが開いていて、皆の寝床となっている。
うわっ、狭い場所に多くのベットと荷物。
この様子はミーアや友人の話から知らされていたけど、あまりの密集状態に息が詰まる。
自分たちの寝袋を広げ陣地取り。
残念ながら二つ隣同士で空いている場所などない。
空いているのは左側一段目の真ん中か、二段目の端。
右側は一階の端か二階の橋。
一階の端へとミーアが陣取ろうとすると
「多分、そこは別の人が場所をとっているわ。」と言われ断念。
中にいたおじさんと挨拶を交わす。
二人で悩む、どこがいいかわからない。
だからおじさんに尋ねる。
「どこがお勧め?」
「わからないよ。」
そうだよね、おじさんは一階の通路脇というめっちゃいい場所をゲットしている。
夜にトイレに行くことを考えて一階の中央にベットを広げようとすると隣で寝ていた男性が体を起こした。
「僕とその隣の人はいびきをかくよ。」
地獄かっ。
なら残された場所は左右互いに二階の端、二人の場所は自然と決まった。
申し込みの時に残り2つのシートだけだった。
だから満杯なのはわかっていたけど、実際ここにいるとその混みように心が落ちる。
とりあえず寝袋出して荷物を整理する。
板の上に直接寝ると思いきやちゃんとマットが引いてあった。
ってことは持参したエアマットいらないってことだ。
とりあえず荷物を一階のベッド下スペースに邪魔にならないようにしまい、明日のためにタンクからお水をいただくことに。
ここのタンクで貯めているお水は近くの川の水や雨水を利用している。
そのままでも飲めるけど、念のため自分たちが持ってきたフィルターを通してペットボトルに詰め、マイクのリュックの下に置いておく。
それにしてもベランダでグループ組んでしゃべっている人、あえてその声をみんなに聞かせようとしているのかと思うほどうるさい。
20代の女性が集まりはしゃいでいる。
だから女を3つ書いて、「姦」やましいという意味になってしまうのだ。
しかしながらここからの景色は美しい。
山に囲まれ壮大という言葉が似あう。
明日、進む予定のナウルホエ山が見える。
そこには顔が見えた。
以前タラナキ山で見つけたように。
「あっ、山の神が顔を出してくれた。」
素直に感じられ、とりあえず辛かったながらもここまで来れたことを感謝する。
真実
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
プロフィール