人とは勝手な生き物だ。
特に私は自分がわがままな性格であることは重々承知している。
自分がパニックになりこれ以上進めないと言ったのに、その後のご褒美を聞かされまた興味が沸いたにも関わらず勝手に注文まで付ける。
「もっと奥まで行かなくていいなら、私も見たい。だけどずっと手握っていてね。」
そんな自分が情けなくもあるが、正直に思いは伝えよう。
彼は苦笑しながらもOKを出してくれ、再び向かうことに。
先ほどまで行った場所に先ほどの青年がいる。
彼も行ってみれば一人、不安になったに違いない。
マイクの得た経験を彼にも話すと彼も一緒に待つことに。
静かにじっとして目が慣れるのを待つ。
すると別のカップルがライトテカテカ、おしゃべり放題。
怖さ軽減のため気持ちがわかるが、ムードが崩れる。
「ライト見ちゃダメ。」
折角暗さに慣れようとしている目の瞳孔が再び狭くなるから。
目をつぶって下を向いていると別のグループが来た。
そして青年も人が増えたこともあり、もう私たちに頼るのは不要とばかりにグループについて歩いて行った。
その後も頑張って静かにするものの、人が次から次へと。
「あぁもう無理。」とミーア。
洞窟を引き返しながら言う。
「ミーアはちゃんと信じて行動したからご褒美がもらえたんだね。私は怖気づいたからご褒美もらえなかった。」
ミーアの健闘と経験をたたえる。
「さっきにはパニックになっちゃんたんだよね。」とミーア。
「そうそう説明足りなかったし、もっと奥まで行くっていうし、今度は入る前にやることを伝えてよ。」と調子に乗る私。
こんな弱虫と一緒にいろいろと体験を試みようとしてくれるミーアに感謝しかない。
メイントンネルでも多くの青蛍が見られる場所がある。
チャンスを逃さまいとしっかりと見ておく。
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満天の星空とはいかなくとも東京以上オークランド未満ほどの星空には出会えたかな。
得した気分。
洞窟が終わり、この後は川沿いの道を行く。
階段を下りて
トンネル冒険から緑豊かな平地を行く。
道脇にはパイプがあり、長く続く。
川を横目にぐんぐん進む、ぐんぐんと。
今日もタンニン多めの茶色水。
こんな茶色くて飲めるのかな?
「フィルターなくても飲めるけど、タンニン多いと苦いよ。」
あぁ確かに色からしてだね。
この道の先を行くためにどこに繋がるのか知るために今年、カランガハケ渓谷に戻ってきたといっても過言ではない。
岩の主張が強く若干歩きにくい。
先に立ち入り禁止の大きな穴があり、以前はここまで来た。
よしっ、この先がやっと明らかになるよ。
↓グーグルさんからお勧め情報
珍しいセミさん発見。
緑色なんだよね。
成虫になったばかりなのかな、動かないや。
整備された橋にはパイプがないが、土道の戻るとまた出てくるパイプ。
「このパイプまだ使われているのかな。」
「使っていなよ。ところどころパイプ外れていたでしょ。」
おぉ正論、夢見心地ちゃんは細かいことに目もくれずただ不思議と触れ合うの。
なだらかな道が続きつい足早になってしまう。
そういえば歩きやすい平地が続いて、ずっとスティック使ってないや。
「スティック使わないから、後ろにしまってくれる?」
自分のスティックをたたみ、リュックの後ろ部分に装着してもらおうとミーアに渡す。
「いいよ。これ持ってて。」
ミーアのスティックを預かる。
装着後、水飲み休憩をして、いろんな話をしたら私の気がそれてしまった。
「出発」とミーア。
「OK」と私、スティックを地面に指しながら歩く。
「ホーイッ。」
ミーアからの声。
私、普通にミーアのスティックを持って前進していた。
彼も笑って、私も爆笑。
なんでこんなにすぐに状況を忘れてしまうのだろう、そんな自分がオモシロおかしい。
「真剣に今から行くぞって顔していたよ。」と言われ、さらに腹の中から笑いが止まらない。
愛おしいわ、私。
スティックをミーアに返し、私は手ぶらでいざ進め。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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