気に入ったものを見つけたら即買い。
そんな人もおられるだろう。
しかし私たちは、安くていいものが欲しい。
さらに物欲が少ないため、良いと思っても利用するシチュエーションをしっかりと考えた上で買う買わないを判断する。
極貧乏生活を経験している私たちならでは習慣。
そのような考えを元に私は帽子購入を止めた。
昨年、ハイキングハットをなくしニュージーランドに来る前に新しいハットを購入したばかり。
似合う帽子を見つけても使い勝手が見つからないならと却下。
ミーアも心を落ち着かせるために店内物色。
いろいろんな料理雑貨を見ているのは楽しい。
しかし彼の心はここにあらずといった感じ。
悩む気持ちもよくわかる。
だって今年、既に麦わら帽子を買ったばかり。
でも日本でずっと被っている帽子、古くなったしつばがちと短く風通しに若干の難ありとなっている。
帽子をかぶり鏡で姿を見る。
そして未来を思い描く。
「決めたっ、買う。」
「よしっ、わかった。いいのが見つかってよかったね。」
キャッシャーでお支払いを済ませ、札だけ外してもらい既にヘンプハットをかぶるミーア。
麦わら帽子は私が持っている。
ミーアはヘンプハットを購入したのは日本、海外旅行のはず。
ニュージーランドでは麦わら帽子をかぶっていると言ったのにそれはどうなかった?
手の中にある麦わら帽子の思いを代弁する。
「あー、新しい帽子を買っって今はそっちをかぶっているんだね。
僕はもういらないんだね。
でも僕は覚えているよ。
君が僕を見つけてくれた時。
いろんなサイズの中から僕を選び頭にフィットした時、嬉しそうだったよね。・・・ 」
するとミーアは即座に新しい帽子を脱いで麦わら帽子をかぶる。
「もうやめて、悲しくなる」と言われ、ちょっとウケた。
よかったね麦わら帽子。
道を渡り別のお土産屋で財布を見てみる。
ミーアの財布はボロボロで新しいのを探しているのだが、現在のがコンパクトで機能性が高い。
だから次が見つからない。
ここでも良さそうなものはあったが気に入らず、店を出る。
道を引き返し、Isiteを兼ねたメモリアルパーク。
今では懐かしい電話ボックスの姿も。
そして雰囲気がよそさそうでちょいと覗いてみた雑貨店で次なる出会いを果たしたのは私。
色合いも形も素敵な財布を見つけた。
作家さんが作った一点もの。
皮に森の中のケレル(ニュージーランド鳩)がカラフルに描かれている。
プケコバージョンもある。
あまりにも惹かれたけど私は既に20年以上使っている財布がある。
でも気になる、でも気になる。
「このお財布いいよ、これにしたら?」
ミーアに勧める。
「なんだかこの財布、出したくない。」
「お金を支払いたくなくなるってこと?」
「ちがう、いかにも奥さんの財布って感じがする。」
ウケる、確かに女性よりの財布だよね。
「自分用に買おうかな?」
「えっ。」
驚くミーア。
私はブランドには一切興味がない。
しかし昔から唯一お気に入りがありそれがルイヴィトン。
現在使っている長財布、コインケース共にルイヴィトンなのだ。
それに代わろうとしているこのお財布、$49。
明日まで考えて決めようと思ったけど、どうしても今欲しいと思った。
お金の流れに沢山の思い込みがある、ここで新しい風吹かせてみようか。
ケレルとプケコで悩む。
他のデザインはあるか聞いたけど、この2種類だけ。
鳥としてはプケコのほうが好き、でもデザインはケレル。
結果、カラフルな色彩でいつもハッピーを運んでくれそうなケレルを選択。
衝動買いじゃない、カナリア諸島の時に購入したコルクの小物入れと同じ大切にしたい気持ちが広がる。
「私、買う。」
めったにない購入にミーアも喜ぶ。
「すごいね、この財布レベルが上がったよ、ヴィトンの次だからね」とミーア。
言われてみればそうだけど、一点物の素敵なものに出会えてよかった。
二人とも良き出会いを果たしたところでキャンプ場へと向かおう。
キャンプ場は町の傍にあるはず。
住所をナビにいれるともう1分くらいとのこと。
マップの案内を読むとガソリンスタンドを曲がるらしい。
ガソリンスタンドは駐車場からすぐ右折した場所にあるが、キャンプ場がわからず通り過ぎてまた引き返す。
3Dを2Dのナビで見ているからわかりにくい。
ならばこの際、1Dの文字に従ってみてよう。
ガソリンスタンド脇を右に曲がる。
あっ、
小さいながらにNZMCAのマーク発見。
すごい場所にあるもんだ。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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