こりゃぁ見事な真っ白な砂浜。
繊細な美しさ。
塩が引いていおり、水が薄く張った場所に光が反射する。
白浜だけに綺麗さが増す。
浜辺には沢山の貝
あの表面が光沢で七色に光る子ちゃんだわ
カリカリペニンシュラで出会って以来かも、本当に美しい。
ミーアは海へと向かい、広い浜辺をどんどん進む。
周辺の写真撮影に追われているとミーアがこっちに戻ってきた。
手に何か握っている。
嬉しそうに見せるその手の中には
キラキラ貝ちゃんてんこ盛り。
「どうしたの?」
「この貝だけの場所があって、ひとかきしたらこれが取れた。」
なんて興味をそそることを。私をそこへ連れて行って。
海水に足を付けると思っていた以上に冷たい。
そして中にはごっそりあの貝。
波が立つと砂浜が乱され砂が舞ってしまうものの、落ち着けば水は透明、貝たちの姿がよく見られる。
そしてひとかきでこれだけ取れたよ。
面白い。
「泳げる?」
「全然、泳げる。波がすごくいい。」
でも途中の警告板によればいつでも波は高くなる可能性があるらしい。
泳ぐなら気を付けないとね。
海から陸を見た反射がこれまた「いいねっ!」
浜辺に来てすぐはそれほど綺麗と感じられなかった。
ウレティティのほうが綺麗かな?なんて心のよぎったけど・・・・。
「ここ目が慣れてきたほうが美しさが増す。」
「ここすごく綺麗だよ。」
ミーアはちゃんと最初からその美しさに気づいていたね。
ミーアが彼なりに予定を組み始めた。
「明日は泳いで、次の日、ケイプレンジに行って再びここに戻ってくる。それから昨日のスパの場所に戻って、ウレティティキャンプ場に戻ってからオークランドに帰る?」
「それ私が組んでいたのとまったく同じ予定。」
あれっ?
朝、伝えたよな?
伝えていなかった?
とりあえず内容が一緒でよかったわ。
海を愛おしく見ならがつぶやくミーア。
「入りたい。」
「なら入ればいいじゃん。」
「タオルがないよ。」
「上脱いでそれタオルにすればいいじゃん。」
「入る?」
「私は入らない。寒いから。」
彼のパンツは乾きやすいものだけど私のパンツは綿だから濡れたら後が面倒だ。
それに明日入ると決まっているから今日はいい。
「明日も入れるよ。」
「でもこの波が明日もあるかわからない。」
「なら入りなよ。」
ずっと海に足につけたままのやり取り。
考えている彼を横目に雲が陰ってきた。
「寒いから私向こうにいく。」
写真を撮りながら乾いた岸へと向かう私。
その間もずっと海を見ているミーア。
なにやら小さな子供のようでかわいらしい。
乾いた砂浜に私の元へミーアが来た。
「戻ってきたんだ、いいの?」
「うん、今日はいい。」
「ずっと海見ていたね。」
「うん、入るならあそこかな、こっちかなって波ずっと見ていた。」
これなら明日入れるのが楽しみだね。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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