砂浜に広がる無数のタイヤ跡。
ただの跡でもここでは絵面が良い。
砂崖。
朝の寒さから一転、暑さが増す。
暑い暑いと言いながらもとにかく前進すればゴールは見えてくるもんだ。
道さえ間違えていなければ。
やっと見えましたよ、海の姿。
あそが99マイルなんですね。
暑さに耐えられなくなったミーアは上半身、全ての洋服を脱いでしまった。
しかしこれはミーアにとっては危険行為。
度々お伝えしているがハイキングが好きな彼は眩しさに弱いドラキュラハイカー。
お肌は真っ白、日焼けはいつもは日やけどとなってしまうセンシティブスキン。
「そんなにセクシーにして、やけどしないようにね。」
「セクシーでは歩かない。」
おっ、何するおつもりですか?
すると薄手のウィンドブレーカーを川にバチャバチャ。
濡らしてそれを裸の上に着たもんだ。
へぇ~いつもながらユニークなアイディアに驚かされる。
本当、こういうことに関して彼の頭の働きは素晴らしい。
海の姿が見えても「あと2kmはあるかも。」という。
視覚だけでは案外距離は測りにくい。
まぁどんなに遠くとも目的地が見えているのと見えていないのとでは心持ちが違う。
前進あるのみです。
微生物が育ちやすいのかな。
藻や何か赤茶に染まる海の中。
海はどんどん近づき・・・信じる者は救われる。
99マイル到着でござるっ!
来られないと思った砂丘に来れて、その先には見られないと思った90マイルがある。
「90マイルズビーチ見られたね。」
奥さん思いのミーア、この景色、私に見せたかったんだよね。
ありがとう。
3年後にと予定組まれた北方旅、なんだか目的果たしちゃった感。
飲み水なしで熱い中、とにかく歩く。
それでも楽しかったよ、ここまでの道。
ニュージーランでは長い浜辺のビーチはよく目にするけど、さすが90マイルと名前がついているだけある。
右端見えるけどまだまだ遠い。
逆端なんてなーんも見えません。
それはそれは先が見えない長いビーチ。
見える岩は中央が空洞となりかっこよし。
人間以外の生き物が好きなミーアは鳥を観察。
目の前に多く座り、浜辺には糞が落ちている。
「小さいカモメに交じって大きなカモメが混じっているよ。」
よく見れば目の黒いかもめがメインでそのなかに数匹。
「さりげなくいる感じがいい。」
ミーアの目線で空想広がる。
あっ、ちょっと僕も混じっています。
そんな感覚共有すれば楽しさは2倍になる。
本当はビーチをもっと先を行き、もっとのんびり過ごしたい。
しかし今日の予定は詰まっているし、水も軽食もなければ日差しは強で日陰はなし。
仕方ない、来た道を戻ろう。
すでに喉は乾いている。
次は砂丘の上を行こう。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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