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2017年カナリア諸島202グランカナリア3日目10

user image 2018-09-05
By: truth
Posted in: カナリア諸島

車のトランクを開けてサラミを出すとそれだけで犬は近寄ってきました。

 

1260.JPG

 

実際は写真よりもグイより。

 

しかしおいでと出を差し出すと腰を引く、サラミを小分けにして手に乗せるも一定の距離から近づいて来ない。

しょうがないとサラミを投げると、その瞬間、怯えた様子で首を引き、私たちから離れる。

 

これが本当に辛い、多分人間にぶたれたことがあるんだろう。

ぶたれる仕草とサラミを投げる仕草が一緒だから一瞬怯えてしまんだと思う。

 

子供のころ、よく親にぶたれていた私は同じ体験があり、癒された記憶から彼の辛さを感じ取ります。

 

サラミを見つければすぐに口にしてまたこちらに顔を向けます。

ミーアは食べるのを見て安心して、さらにカットしてあげます。

 

サラミを投げるとまた首を引く仕草、その仕草を見るのが辛いから手から上げたいのだけどそれは嫌がる。

だからもう一度、投げて同じ行動を目にしてしまう。

 

「この子、毛並みはこんなに綺麗なのに、この仕草、ぶたれたことあるんだね。」と私はぽつり。

 

「この子はオーナーから逃げてきたんだよ。自分の意志でここにいる。」とミーアからの一言。

 

 

 

 

一台の車が駐車場から離れ、私たちの前を通り過ぎようとしています。

「今、サラミあげないで。この子、逃げて後ずさりするから。」

 

後ずさりする時は後ろを気にせず動くので車にぶつかる心配を伝えるとミーアも承知。

彼は犬を見て車が通り過ぎるまで待ってから再び、サラミを投げます。

 

「こいつは贅沢だねぇ。」と二人で笑顔。

 

互いに思うことあり、そして出来る限りのことをしたいと思い、なんだかんだですべてのイベリコサラミを上げてしまいました。

これだけ食べればしばらくは腹持ちするだろうと一安心。

 

すると一台の車が私たちの隣に止まり、車から出てきた女性がすぐさま持っているサンドイッチをちぎり彼に与えます。

まるで彼のために買ってきたといわんばかり即座に。

 

大きくカットされたサンドイッチを三度ほど上げていました。

私たちの食べ物と合わせれば十分な量、さらに安心感が湧きました。

 

人間の食べ物が体に悪いことは知っていますが、このような状況では私たちは私たちなりに出来る限りのことをしたかった。

この子が食べ物を乞うことなく、人に怯えることなく日々が過ごせますように。

 

私たちはハイキングと犬との交流を楽しんだ駐車場を後にします。

 

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独特な茶色の松、車から見えてもその美しさに目を奪われます。

 

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道の途中で何度となく出てくる案内表示。

 

1263.JPG

 

その中にはヌブロ岩への案内版もありました。

ハイキングの時にちょっとずつ近くなり、そしてまた遠だかっていったヌブロ岩。

 

もしや宿はそっちと期待がこみ上げます。

「こっち行くの?」

 

ミーアは宿のある町を確認済みで、ナビを見ながら運転中。

「いやっ、そっちには行かない。」

 

あぁ~、そっちにはいかないのかなぁ、今日行かないってことはこれからも行かないのだろうなぁとちょっぴり落胆しながら助手席に乗って、道を下っていきます。

 

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山の頂上から今度は山間にある町に向かう。

 

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だから景色はずっと山。

すごいなこんな自然の中に泊まれる。

 

宿は一体どんなところだろう、不安と期待が再び蘇ってきます。

 

真実

 

 

 

 

 

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無空真実

真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。

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