朝焼け物語を堪能し、さぁ出発の準備です。

準備をしながらも気になる空模様。

やっぱり大好き、空キャンパス。

朝焼け終焉後も次の幕が開くわけです。

おばちゃんには朝10時にチェックアウト予定と伝えていましたが、実際には9時半に準備完了。

準備が終わり荷物を車に詰め込むと下から女性の声が。

覗いてみると昨日お世話になったおばちゃんっ。

なんてグッドタイミング。

「オラっ」

おばちゃんに声をかけると笑顔で答えてくれるおばちゃん。

チェックアウトは鍵を宿に置いておくことになっていたのですが、折角のチャンスだからお別れをちゃんと言いたい。

「チェックアウトっ」と言うと彼女も理解してくれ、「もう行くの？」という感じだった。

「鍵は外にかけておくでいい？」というとそのようなジェスチャーをされて、言葉なくとも互いの認識完了。

「ムーチョグラシアス（とってもありがとう）」と伝えるとおばちゃんは投げキッスで返してくれます。

なーんてチャーミングなおばちゃんなのかしら。

彼女は受付で私たちを待たず、決められたルールなどなく、言葉も通じることなく、さらにスマートな制服も着ずに私たちに対応しました。

しかし彼女は道で私たちを笑顔で迎えてくれて、言葉なくとも必死に部屋へと案内してくれて、支払いについても一生懸命問題を解決してくれて、そしてムーチョな愛情を私たちに注いでくれた。

これが本当のサービスで、これこそがホスピタリティなんだ。

人は今、どこに向かっているいのだろう？

何を求めて、何を要求されているんだろう？

私たちが忘れてしまった何かは常に原点が教えてくれるものです。

ブッキングドットコムの評価を参考にしながらも、まったく違う素晴らしい経験を得られた私たちはおばちゃんの愛に見送られ、この場所を後にするのでした。

ハイキングへ向かう前にまずはランチの食材調達です。

今日、食を予定していたイベリコサラミは昨日、展望台で出会った犬のお腹の中。

小さなスーパーの手前に車を駐車します。

それにしても本当にきれいな空だなぁ。

外に出た私たちは空の美しさに感銘しながらも別の感覚を刺激されます。

なんだっ、この焼き立てほやほやのもしやパンのいい香りとばかりに期待がこみ上げます。

駐車した側は昨日立ち寄った教会、今日は開いています。お邪魔させてもらうとマリア様を祀る素敵な教会でした。

昨日、大好きなクラッカーを見つけた私はパンなど不要と思っていましたが、焼き立てパンが手に入るのなら話は別です。

匂いの元はこのお店。

早速中に入ってい見ると残念無念、クッキー屋さん。

店内にはたーくさんのクッキーが色とりどりに陳列されているものの、どこにもパンの姿を見つけることはできませんでした。

諦めてスーパーに向かいます。

スーパーから購入する焼き立てでないパンならばやっぱり不要。

ミーアはパンを1つ。

さぁ具材をどうしましょう。

生ハム病にかかっているミーアはやっぱり生ハムを選ぶ。

えぇ～、またかよぉと思いつつ私が選ぶのはどうにもおいしくなさそうなもの。

悩んだ時の私はなんとも食べ物運が悪く、美味しいものを選べない。

なのでここはとばかりミーアの案に乗っかることに。

それにしても本当すごいよ、今日の空。

空大好きな私は至るときも空を眺め、感心し続けるのであります。

真実