朝7時半、目覚めと同時にシャワーチェック。
ホリデーパークでは混み合う朝、お湯が足りなくなることもあるのでここでも同様の問題が起こりかねないとばかりにそそくさシャワーを浴びにいきます。
2つあるシャワー兼トイレ、両方空いていて良かった。
ラッキーとばかりに思っていましたが、皆、朝は遅いのか8時半ごろまで私たち以外の人の気配は感じず、さらに朝シャワーはしないのか私たちの後、シャワーを浴びている様子もありませんでした。
文化ってこうも違うのね。
今日はグランカナリアの都市ラスパルマスに戻に、翌早朝フェリーでテネリフェに戻ります。
島を一周できるようにとわざと最南東の町で宿を取りました。
東側はうねった山道のみで次の町が出てくるのは北東になってから。
このコースを超えて島一周をもくろんでいましたが、ミーアナビチェックによると山道を通ればラパルマスまで2時間かかるも、西側の高速を通れば1時間未満で到着とのこと。
ウネウネ道ばかり運転していたミーアの希望は楽な高速道路。
ここは運転手の要望通り、高速で行きますか。
山道なら十分通ったことだし。
11時チェックアウトのゲストハウス。
ここのネット環境は整っているので、仕事を終えて、チェックアウトギリギリに発とうと思いつつも、10時でミーアが仕事終了。
彼がシャワーを浴び終え、10時45分にチェックアウト。
チェックアウトの方法がわからなかったので、再び1階のべランダの呼びベルを鳴らしえみますが、誰も出てこず、ベランダ内のポストに鍵を入れて出発です。
次の宿は13時チェックイン開始。チェックインしてから自炊パスタランチでもいいかな?と軽く検討しながらもドライブタイム。
高速道路を使って町まで戻るなら、わざわざ南東のゲストハウスの寂れた町の騒々しいゲストハウスを利用しなかったのに軽く後悔。
それを口にしてミーアに慰めてもらいます。
「知らなかったのだからしょうがない。」
まぁ確かにと、自ら納得しようと試みます。
流れる風景は宿周辺の雰囲気に似ています。
テネリフェ南を真似したような雰囲気の街並みが随分長く続きます。
テネリフェ南のビーチエリアは限られた場所にあり、さほど広くありません。
しかしグランカナリア南では似たような景色がずっと続き、ずっとリゾート地という感じ。
これじゃぁ客の取り合いになってしまう・・・だからこそ寂れた町も生まれてしまう。
なんだか期待と哀愁が漂った雰囲気を車内で感じる私とミーア。
おとといのテヘーダで感じた自分の内側に秘めた田舎に対する葛藤。
一泊だけ泊まった場所に感じる不思議なほどの哀愁、切なさ、やり切れない思い。
いろんな気持ちが混じり、ハイキング中も静かになると心が動いていることがわかるほどでした。
そこで湧き出る母のエネルギー。
母は田舎から東京に出てきて美容師として活躍した人。
ただ彼女も心に大きな問題を抱えており、それがしばしば顔を出し、家庭問題多発。
その時に得た自分のトラウマと傷。
母から癒されることなく自ら瞑想を持って癒すその思い。
最初は言葉にならないただの深い傷、それが表面化するにあたり、傷になった理由を示します。
「他の人みたいに生きられない。」
レールを歩くことを強制した母と母が引いたレールから外れまくりの私とはそれはもう戦いの日々でした。
大人になってからもやはり一般的な会社への就職という生活とは異なる道を歩き、自分の人生を誇りに思いつつもどこかで「他の人とは同じように生きられない自分。」という劣等感があったことは否めません。
今年は違った側面でその思いが強く出た年でもありました。
思いの芯が別の様相で表現される、
それがテヘーダで築いた田舎への思いでした。
この小さな村では自分は満足できない。皆のように平凡な生活では満足できない。
皆と同じ環境で満足できない自分を否定する自分に苛まれ、勝手に自分で自分を追い込み村が嫌になり、逃げるように出ていく。
皆が私を嫌っているという思い込みを持って村を出るから憎しみが生まれる。
でも本当は・・・皆と違う自分を許せないのは自分だけで、皆は自分のことをちゃんと理解していたのだと気づきます。
その思いと幼少のころからの母への思いが一致して、解放が始まります。
私は瞑想をすることで人より多くの時間、自分と向き合っています。
そしてハイキング中や運転中も自分の中に彷徨い続ける様々な思い。
ミーアも運転やハイキングや他の時間、互いに話さない静かな時は自分と向か合っているのかな?
「ミーアもこうやっていろんな場所みて、いろんなこと感じる?」
「うん。」
彼の心のすべてを知らなくても大丈夫。
ただ彼も言葉にしなくとも様々なことを感じ取っていることを知るだけで、嬉しくなります。
いろんな場所でいろんな町を見て、何かを感じるのはミーアも私も一緒なのです。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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