到着後、すぐに空港に向かいました。

レンタカー交換の際に戻ってくるはずのガソリン代がまだカード会社に返金されていません。

何度かレンタカー店とやりとりを行いつつも返金のことになると一切の返事がなく無視されたメールの数3回。

おいおいっ、損はしたくないぞっと、いざ対面での確認を試みようと思ったのです。

返却当日だと飛行機の出発時間に影響するので、時間に余裕のある今日、オフィスを訪れました。

空港に到着し、車をレンタカー専用エリアに駐車します。

以前交換の際は駐車場内の事務所に立ち寄りましたが、今回は事務処理なので空港内のオフィスに向かいます。

乗り気ではないミーアの代わりの私が話します。

お金のことはクレジットカード会社に聞かなくちゃというのがミーアの持論。

しかし私は以前同様のケースでクレジットカード会社に問い合わせしたところ、決済に関してはカード利用者からは問い合わせできず、お店からの対応をと言われたことがあるので、まずはレンタカー会社へ問い合わせ、その後、クレジットカード会社にという手順を考えています。

私だって対面でのクレームは出来るだけしたくない、穏便に済ませたいのが本音です。

受付にいた女性に声をかけます。

「車を交換した際に返却されたはずのガソリン代が返金されていないんだけど。」

しかし、彼女は全然ピンと来ていないみたい。

私がスパニッシュイングリッシュを聞き取りにくいように、ジャパニーズイングリッシュが聞き取りにくいのかな？と思い、今度は言葉と共にレンタカー書類と返金決済した時のレシートを見せます。

すると隣にいた貫禄ある笑顔が一切なしの不機嫌そうなおじさんスタッフが急に声を変えてきます。

「これはぼくたちの問題じゃないカード会社の問題だからそっちに聞いてくれ。」

言葉の端端に見えるいら立ち、何この対応？それでは私だって納得いきません。

「しかし、日本ではクレジットカード会社には決済した会社から連絡するので、そちらから決済状況の確認をしてほしいんだけど。」

先ほど女性の時に気にしていたジャパニーズイングリッシュのイントネーションの問題など一切ないのがわかるほど彼の理解力は強いが、頑とした拒否力も同じだけ強く。

「ほらっ、レシートは証明書。10月6日にちゃんと決済しているじゃないか。」

レシートの日にちの下に勝手にアンダーラインを引きます、それもむかつく、私たちの大切な証明書なのに。

「でも」というと私の言葉を待たずして、「銀行に聞け、銀行に聞け。」の一点張り。

男性の大声でまくしたてる非常に横暴な対応に愕然。

隣に座っていた女性もこちらと目を合わせないように、静かに知らないフリ。

その返事ならばメールで返してくれればよかったのに。

「どうしてメールで返事してくれなかったの？何度も送ったんだよ。」

「とにかく、これはうちの問題じゃない。銀行に聞いてくれ。」と最後は怒り爆発ような息遣い。

このやりとり続けても意味がないと渋々その場を離れます。

大切な書類をしまうために目の前の椅子に座り書類を詰めます・・・すっごい落胆+ショック。

ミーアも同じだったみたい。

「同じ問題、よくあるケースなんだろうね。」ミーアはうなずく。

車への帰り道ミーアが一切話しません。

「どうしたの？」

「ああいうことは言われると思ったけど、あんなに失礼な態度で言われるとは思わなかった。」

彼もすごくショックだった見たい。

今まで良い対応に恵まれたきたせいもあるのか、こんなに悪い対応されるなんて。

この前、嫌な対応されたのはレンタカーの変更を頼んだ時ってことは同じ会社。

安く貸す分、対応は横柄・・・なんだろうな。

私たちの見解では多分、同じ問題が起きるのはだいたいお客が母国へ帰った後。

だから問い合わせはメールが多く返答なしでの対応で問題なし。

電話での問い合わせは今回同様逆切れなんだろうな・・・。

だからこうやって面と向かって来られることはレアなケースで、そこに彼らも焦りを感じてのあの対応になったのではと。

日本に帰国してもクレジットカード決済詳細に返金の文字が見当たらなかったため、会社に連絡してみると返金は銀行への直接返金で、決済詳細には表示されないとのこと。

また決済処理は10月18日、決済日から11日も後のことで私たちが帰国した10月30日以降に決済完了のハガキが届きました。

ミーアは直接話したくないという意見だったのを私がお願いをしてオフィスに来てもらった。

私が悪いことをしたわけではないのですが、結果的に彼に嫌な思いをさせてしまったので、謝ります。

あんなに落ち込んでいるミーア見たくなかった。

はぁ、人とを関わるのが本当に嫌になる瞬間。

嫌な思いは何度もぶり返し、そのたび顔に言葉に出てしまうのでした。

ショックは引きずりやすいい自分、本当に本当に大きな爪痕です。

真実