空腹を満たすもまだ13時半。

よかった、1時間以上教会見学の時間は残されています。

さぁて待ちに待った教会見学、以前にもらった教会パンフレットの豪華なその姿を生で拝見させていただきましょうとばかり教会の門へ。

あれっ？

門がピシャリと閉ざされている。

どうしたことか？以前は門は開き、案内の女性が受付に立っていたぞ？？？？

他の門も確認してみますが、どこも開いていません。

なのになのにミーアは喜び気味。

最初にパンフレットをもらった際はその豪華さに一緒に驚き、中に入ることを約束したのですが、いざ当日になってみれば興味は失われていて「えーっ、だって教会でしょぉぉぉー」と気持ちが失せてしまっていたんです。

そんなミーアをどうにか連れてきたことが悪かったのか、土曜日だから今日は閉門なのか、それとも私とこの教会の相性が悪かったのか・・・とにかく開いていないものはしょうがない。

後に思わぬ形でパンフレットを開いてみたところなんと土曜日でも午前中は11時前、午後は14-17時まで開門していたみたい。

後30分、ランチに時間をかけていて14時過ぎに訪れていたら、なんなく中が見られたのに・・・と後悔。

パンフレットをちゃんと確認していなかった自分たちが悪いんです。

結果的にミーアの行きたくない気持ちが勝ったということ・・・はぁ、まぁこのお陰でまたテネリフェ島を訪れたいと思う理由が1つ増えたというものです。

とにかくそんなことはつゆ知らず落胆した私に教会から解放されてルンルンなミーアは空港に向かい出発する14時50分までこの町で時間つぶしをすることに。

空港に早く行ってもやることないしね。

再び町ブラ。

今までの町ブラは洗濯中だったため、あまり奥地には行っていません。

折角なのでもう少し先まで行ってみましょう。

どの細道に入ってもカフェや商店などがあり、その中で個性的で目を引く靴屋さんを発見。

実は靴にうるさい私。

昔から洋服にはあまりこだわらずとも靴にはこだわりを持ってきました。

ちょっとした奇抜な色合い、派手なのに整っている、そんな靴が好きなんです。

ここの靴屋さんは艶やかに染められた皮で出来た一点ものたち。

奇抜な紫をベースに様々な模様が散りばめられた皮が継ぎ合わされ、混沌としながらの整った姿、好きな子、見つけちゃいました。

女性靴150€、男性靴190€と決して安くはない品。

いつもは物欲がない私でもセンサーが働けばちょっと値を張っても購入にいたりと心が久々に動く。

そこで試着・・・・残念ながらサイズが合わない。

さらに私の足は薄っぺらいがために基本的に既成の靴が足に合いにくい。

とりあえずスタッフに差し出された足のサイズにあった靴を履いてみると長さは合っても横幅と高さででかすぎて靴の中で足はパカパカ。

これじゃぁ買っても履けんぜよっ！

さらにサイズが合うサンダルタイプも惚れ込む一品は出てこず。

聞けば、調整も可能らしいのですが数時間時間を要するみたい。

後1時間でこの町を後にする私たちには残念ながらその数時間がありません。

ミーアはデザインも良く自分の足に合うサイズのものを見つけましたが、私が購入しないのならと彼も辞めることに。

「買えばいいじゃんっ。こんな素敵な靴いつでも出会えないよ。」

「でもいつ履けばいいのかわかならいし、僕が欲しいんじゃなくて、真実が欲しかったからお揃いにしたかっただけ。それが出来ないならいらない。」と。

しょうがないねっと簡単には気持ちが収まらず。

いつもは眠っている欲しいもの欲求が久々に動き出し、その欲求が満たされずそれはそれは深く落ち込むのでした。

教会にしても、靴にしても今日はうまいこと行かないなっ。

なんだかんだでもう一度この町に来ないといけない理由を終わりに教えられている気がします。

真実