もともと私は博物館、美術館好き。
受け身の体制で飛び込んでくる過去からの繋がりや作者が創造したものを五感で味い、刺激をもらいます。
作品を通して、作者の思いを感じます。そこに衝撃を感じることも。
プラド美術館はどんなエネルギーを私に与えてくれるかしら。
さぁ中へと向かいましょう。
荷物は入り口で預けます。パンフレットをもらってその広さにびっくり。
美術館の中に入るまではまぁ2、3時間もあれば全部回れるかな?なんて安易な気持ちでいただけにでかさに軽い困惑。
1つ1つじっくり見ていたら1日あっても時間が全然足りません。
さらにパンフレットには著名な絵の場所が記されており、中にはテレビでよく見かける絵たちも。
えっ、この絵に会えるなんてとたまたま観光ブックで見つけた美術館だったのにラッキー。
まだ午前中にも関わらず美術館には多くの人々、観光名所だけあり人種も様々。
どうやって回ろうかな?と決めかねてうろちょろしているとミーアからの一言。
「どうせすべては見られないからどうやって回っても一緒だよ。」
あらっ、なんて切なく明確な答えなのかしら。
とりあえず正面にそびえる大きな通路から拝見させていただきましょう。
私たちはあえて有名な作品だけを見に歩くのではなく、とりあえず端から攻めていくことに。
大きな通路は沢山の小部屋と繋がっており、小部屋同士も繋がっていたりと若干迷路。
絵画をじっくり見てはその印象を読み取りたい。最初は気合いが入っているので見る目線にも力強さがあります。
だからこそ進む遅さも倍増。
筆遣いや目や手の書き方や洋服のしわ、気になるところはついつい凝視です。
2人がびっくりしたのは赤の美しさ。
赤い洋服が描かれている場合、そのハッとする艶やかな色合いにびっくりしました。
あえて背後を黒くして赤を目立たせる手法など使われた場合は明確に目に飛び込んできて、どうして人は赤が着たいのか、赤が高貴な色として利用されるその理由が分かる気がしました。
さらに絵は400年以上前のものがほとんど。
私の印象として少し色あせていて、色の主張が浅いと思っていましたがとんでもない。
はっきりした色合いで現在もそこに存在感が宿っています。
迫力に圧倒。
絵は肖像画、宗教画、風景画、風俗画など様々。
やはりその中でも多いのが肖像画でしょうか。
どこかのお金持ちが有名な画家を雇い家族それぞれの絵を描かせています。
家族ごとに絵が並べられていると顔が似ている点などもわかり、あぁー確かにこの人たち家族だな、血ってこうやって受け継がれるんだなと理解できる面白い発見も。
さらに海外の方の肖像画にも関わらず顔の雰囲気からいってこれっ日本人にもいる顔立ちと思ったり。
まぁ確かに顔の雰囲気って国内外問わず似ている場合はあります、そのDNAは昔から来たもの。古い絵にも同じような特徴をした顔の人はいるよね。
また宗教画などでも天使やマリア様、キリストなどが描かれた絵では水色やピンクなど原色よりも間色が多く利用され柔らかい感じになっているものが多かったです。
十字架にかけられた、またその関連のキリスト絵画は別ですが・・・。
色鮮やかに抱える宗教画はそれは美しいですが、よく目にするせいか数を重ねてみてしまうと飽きやすい傾向に。
やっぱり光とは自分の心の中に見つけるのが一番大変だけど一番面白くてずっと魅了されるものだと実感です。
そこにたどり着くまでの道のりが明確にわかるからね。
また衝撃を受けたのはマリア様の乳房から放出されるミルクを飲む聖職者の絵。
絵には説明文章などはないので、その理由がわからず、グロテスクなものに私の眼には移ってしまいました。人は欲求の先を行くとやはり他人には理解不能になってしまうのか・・・。
ゴヤの子供を食べる父の絵なども目にしました。やっぱり衝撃だなぁ、ゴヤの他の作品を見てもなんかこう人の黒い部分を映しているものが多いというか・・・。
黒い部分を表現している強烈な絵は他の画家さんも残しています。
このような絵はエネルギーの吐き出しとも思え狂気じみて見えますが、こういう絵こそ人をひきつけ、心に残るものなんだなぁ
それはどんな人であれ心に闇を抱えたことはあり、それは表に表現しきれない場合が多々。
それをこうやって形にしてくれることで何かの解放に繋がっているのかも。
闇があるからこそ光だと気づく。
私達はやはり陰と陽からゼロを目指す存在なのです。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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