広場では耳に入るのは鳥よりも子供たちの声。
橋から見えた海が目の前に広がり、向こう岸に制服を着てはしゃいでいる。
一旦、森をお休みしてここは草原広場。
一気に視界が広がり眩しさも感じる。
道は森へと続き、また草原、ここまでが散策コース。
この先からハイキングトレイルへ。
犬は立ち入り禁止で、装備もしっかりしましょう。
散歩している時、気持ちがよかったので次回は愛すべくミーアペアレンツわんちゃんと一緒に来ようと思ったけど、残念。
さぁトレイルに入りますか。
道は一気に細くなり、一人用サイズ、さらに登りが急になり、木の根も顔を出している。
カナリア諸島のハイキング後、軽くて裏底がしっかりしているハイキングシューズゲット。
そのおかげあって、滑ることなく乾いた坂でもしっかり登れる。
うんっ、良いお買い物だった。
素晴らしき仲間を手に入れてのハイキング、それでも急な坂が続けば辛いよね。
先ほどまでの整備されたなだらかの道からのムチ。
それでも鳥の鳴き声というご褒美がある。
ここの子たちは本当によくしゃべる。
まるでハイキング途中に出会うおばさん軍団のよう。
「実はこの前会社でさぁ。」
「どうしたの?」
「若い子がやらかしたのよ・・・」
想像は膨らむ・・・・。
一匹一匹聞けばそれは美しい声なのに、こんなにガチャガチャどこからも聞こえると若干あきれてしまうほど。
状況に伴う心境の変化とは面白いものだ。
歩いているとまた出てきた木の穴ぼこ。
特にこいつのはひどくて古い。
再生が始まり、中にはコケが生え始めているけど、こんなにたくさんの木の穴ぼこ。
気になる。
鳥たちの声を聞きながら、あることを思い出す。
「ピーコックは?」
カナリア諸島グランカナリアで出会ったクジャク。
耳にしたことがなかったその声に私たちは非常に興味を持ち、鳴きまねをしていた。
するとミーアは面白がってここでも鳴きまねをする。
喉を膨らませて、おなかかが音を作り出すように。
すると何匹かがそれに答えて、ミーアもご満悦。
「多分、クジャクが来たってわかっているんだよ。」
「でもここのクジャクは音が違うかもよ。」
「他にクジャクがいなからそうは思わないよ。」
「ここにミーア以外の他のクジャクがいなかったらどうしてそれがクジャクだってわかるの?」
「あー、クジャクがいる、いい声だねって思っているはず。」
「だから、どうしてここにクジャクがいないのにその鳴き声がクジャクだってわかるの?」
二人の話は堂々巡り。
こんな下らない会話がハイキングでは面白い。
さらにミーアから一言。
「こんなんだったけ?」
カナリア諸島に行ってからもう数か月経つ、真似をしながらも忘れていっている。
そんなこともあり翌日、再びクジャクの鳴き声を聞いてみることに。
youtubeで探すも私たちが聞いた声は見つからない。
図太い重低音サウンドではなく鳥らしい声。
あれっ?こんな声じゃなかったはず。
ミーアが聞こえたのは車のホーンのような音、そこで検索にそのワードを加えてみると出てきた。
私たちが耳にした声。
どうやらこれは誰かを探しているときに利用される特殊な声だそうな。
ということはグランカナリアのあの子は捜索中だったのかもしれない。
「私を探すときはちゃんとこの声で鳴くんだよ。」というと、ホーンと満足げにその声で鳴くミーアが隣にいる。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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