サンルームで仕事の準備をしているとセカンドリビングルームに飾ってある様々な写真に目が行く。
友人はザンビア出身。
乾いた土地の木で出来たひ弱そうな家での家族写真。
チェスをしている少年の白黒写真、これってももしかして彼かな?
シャワー上がりの友人がバスローブ巻いて登場したので、いろいろと聞いてみる。
彼はザンビアのチェス大会で優勝し、大学がすべて無料になったというすごい実力者。
写真はその時の決勝戦の写真で相手は18歳、彼は16歳。
話に聞けば兄弟が多い彼、上のお兄ちゃんが7歳になり学校に通い始め、なぜだか2つ下の弟である彼も同学年に入ることに。
そのまま一緒に学年を過ごしたものだから皆が高校3年の時、彼はまだ16歳、でも高校3年生。
ザンビアの名を聞くのは彼からだけだから非常に興味深い。するとザンビア写真集を貸してくれた。
砂漠地帯かと思いきや森林地帯が多く、冬は25度、夏には40度になるらしい。
でも40度ってたまに埼玉でもなるよね?
アフリカにあるからと私のイメージは全く異なっていた。
カラフルな民族衣装に身を包み、純粋な笑顔の人々、そして青々とした森、素敵。
その後、仕事前にネットでも調べてみる。
ザンビア人は親切で笑顔を絶やさず、人柄も良いらしい。
本で見た情報を一緒だ。
しかし、それとは別の情報も・・・病だ。
貧富の差が激しく、エイズや他の伝染病も問題の1つなのだとか。
無知は扉を叩かれ世界を知る糧になる。
サンルームでの仕事は気持ちがいい。
朝は風が吹けば肌寒さを感じただけに、風を通さず太陽だけを浴びられ、それは適温で良い環境だった。
しかし徐々に太陽はやる気を出して、日差しを強める。
暑さに負けて窓を開けても風が通らない、トイレに行くとリビングは風がよく通っている。
すると最初に根を上げたのは私のPC。
暑さにやられて止まってしまった。
そこでサンルーム手前のセカンドリビングで仕事を再開。
2時半を回ると友人からそろそろランチにしようというお誘いがあったので、ここぞとばかりに私たちはパスタを作る。
具材は昨日余ったチキンと玉ねぎ、そこにガーリックとチーズパスタを合わせる。
お陰で色合いは白、味もちょっぴり薄味だったが皆、完食してくれた。
食後に持ち込んだパイナップル、ミーアのファンシーカットのお陰で盛り上がりおいしくいただいた。
すると仕事で忙しいはずのミーアから「お散歩に行こう。」と誘われる。
「仕事いいの?」
「うんっ、いいの。」
ちょっと急だな、午後は午後なり予定を既に組んでいたのに、変更を余儀なくされている。
「急に言わないで、最初から言ってよ。ミーアもママから急に予定変更されるの嫌だって言っていたでしょ。それなら自分も同じことしないでしょ。」とこれよりもう少しきつい口調で彼に告げる。
いつもは言い返してくる彼なのに、今回はそれがない。
まぁそれでもしょうがない、愛する夫にストレスを感じながら一緒にウォーキングに出ることにしよう。
友人に散歩しに行く旨を告げて、キャンパーを置いて外に。
するとしばらくして彼が重たい口を開く。
「あのまま彼らの家にいていいのか不安になって、それが徐々に大きくなって、家を出たかった。」
「なら最初から言えばよかったんじゃん。」
「みんなの前で言えなかった。」
「仕事中なら二人だったよ、それか日本語で言えばよかったじゃん。」
「だから今、言っている。」
それが遅いんだよと心で思いながらも、歩きながら頭はぐるぐる。
彼の不安を知らずして、自分が得たストレスに対し文句を言ってしまったことに後悔の念が。
私はよくどうしようもないことを後悔する、これは直したい部分。
とりあえず彼の事情も分かったことだ、彼の気持ちを解放するためにもここから普通に散歩を楽しもう。
道沿いに落ちていた栗。
二つが一緒になって雪だるまみたい、さらに帽子までつけちゃって。
自然は私たちを癒そうとアピールしてくれる。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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