台風と共にショーが終わり、急に秋が深まった感じがします。
Image後も、再び台風や雨などが続き、天候は落ち着きませんが、今日のような素敵な秋晴れを楽しみたいものです。
雨に見舞われながらもうまいことバス乗車で回避し、降りてすぐには雨が止み、
ラッキーな中、登山を続けた高千穂の峰。
登山入口すぐは海老の原のような木々に出迎えられました。
ただ写真を見てわかるように階段の周りには土というより灰色の砂のようなものが・・・
そして歩いてしばらくすると赤い塊が
これら火山灰と赤い溶岩(というのでしょうか・・・)です。
最初のうちは階段があったり、土も硬めで歩きやすいのですが、登ればその先は・・・
木々のない火山灰道。
それに山をまっすぐ上に前進。
あれっ?
確か山って回りながら登るものじゃない?
どうして直角に登る?
直角なだけに道は急勾配。
火山灰の上を歩けば足がどんどん埋もれ、登っているのか、沈んでいるのかわからない状態。
これじゃぁ、疲労がたまる一方。
なのでビジターセンター係員の人に言われたとおり、道の真ん中にある赤い溶岩部分を歩くことに。
しかし溶岩の上は皆が歩いているようですべるのなんのって。
さらに滑り止めようにつかまった岩はまさかの力を入れると取れてしまい、びっくり仰天バランスを取るだけで一苦労。
前に進むにしても滑る足元、心もとない手の置き場。
足を上げると平気でバランスを崩しそうな状態。
弱音を吐くことに抵抗を感じない私は当然ミーアに向かって
「歩けない。怖い。止めたいよ~。」と
数分と待てずに叫ぶ。
最初のうちはがんばってと励ましていたミーアも、当然、自分も同じ苦労を味わっている。
「嫌ならやめようか。それでもいいよ。」
ミーアの優しい一言に改めてどうしてここまでやってきたのか、考える。
「止めないよ。だって高千穂に登るための旅なんだから」
そうして自分を励ましては、弱音を吐きながら前進、前進・・・
そんな中、素敵な応援サプライズ
かわいいでしょ。
赤い溶岩の上にカラフルなとても小さな蜘蛛を発見っ!
離れてみると黄色の胴体にある黒い点々がまるで顔のように見えてびっくりました。
お陰で少し、やる気も復活。
どうにか気を紛らわせながら、ゆっくりゆっくり登り、御鉢火口壁に到着。
火山灰直角道から逃れました。
もうヘトヘト・・・。
調子の乗って海老の原を訪れたことが悔やまれます。
しっかりと体力を高千穂の峰だけに向けておけばこんなことにはならずに済んだのに・・・。
目安登り時間は1時間半と言われていますが、すでに一時間半が経過してしまい、
先を急ぐ必要が出てきました。
急ぎ足でも風景は楽しみたいものです。
火口はちょっとした植物の姿も見え、色とりどりです
そして景色は素晴らしいものでした。
ただ真下を見ると木々のない火山灰直滑降なので恐怖を覚えましたが・・・
ここから御鉢火口壁(馬の背)に沿って歩きます。
馬の背は道幅が広くないので(といっても、すごい幅が細いわけでもありませんが・・・)、
逆側を歩く人が通るときにはちょっぴり気を使います。
そして標識を発見
高地の峰は宮崎県。
高千穂河原は鹿児島県。
県境ですね。
ここから峰山頂(天の逆鉾)に向かい、再び歩き続けます。
ここも火山灰ではありますが、標識後は角度の緩い下り坂なので歩くのには苦労しません。
しかし最後の大勝負のように下りきった場所に鳥居があり、その後からまた急な登りが続きます。
階段状にはなっていますが、ところどころ破けていたりして・・・
そーして遂に到着。
これがかの有名な・・・
逆鉾でございます。
見たらもっとこう感動みたいな興奮があるかなと思いましたが、
残念。
私のを射止めたのは逆鉾の周りを飛ぶ無数の虫たちでした。
頂上に着いたときは既に雲は多めでしたが天気は落ち着き、素敵な景色を見ることができました
ここで気になる岩が。
近くにあった岩ですが
ライオンのように見えませんか?
また写真ではうまく撮れませんでしたが自然の鹿を見ることが出来ました。
疲れた体を癒しにおにぎりを1つ。
疲労の後の食事はどうしてこうおいしいのかな。
下山の前にストレッチ。
ミーアから
「どう?何か感じる?」
私も自分がもっと何かを感じるかと思っていましたが、そんなことはなく通常な自分でした。
しかし、自分から出た思いがけない言葉が全ての答えだったと確信しました。
「うーん?ここでは何も感じないけど、ここに来ようと思ったことで、
鹿児島県に初めて来れた。それが良かった。」
そうです。
空港からの足湯も霧島に着くまでのバスの中から見えた自然、
霧島神宮の自然と人工物の融合、美しい滝と素晴らしきハイキングコースの数々
そして自然の中に人間が暮らす様。
それら全てが今回、私が感じるべきことだったのです。
そしてそれを叶えてくれたのが高千穂の峰という目標でした。
私が答えが知れてすごく嬉しくなりました。
そろそろ下山しなければ・・・。
気づきを得た晴れ渡る心で逆鉾に向かい、そして頂上全体に向かいお礼を伝え、いざ下山っ。
下山は1時間が目安となっていますが、なんせ登りにあれだけ時間を費やしたのです。
下りにも多くの時間を取らなくては・・・。
なーんて思っていましたが、ニュージーランドの砂丘で
ちょくちょくはしゃく私達には火山灰の下山はお手のものだったようで40分で下ることが出来ました。
時間通りにバスが来て、ホテルに到着。
素晴らしき目標は達成され、お風呂に浸かり早い就寝を迎えたのでした。
翌日、帰りの飛行機までには時間があり、午前中はハイキングを楽しむことが出来ました。
ホテル近くの丸尾自然探勝路に行きました。
森林浴その言葉が素晴らしい場所で
ここでも自然の鹿に結構、側で遭遇しました。
最古の岩風呂を見つけ
湯に浸かり、私は本を読み、ミーアはオーディオブックを聞きながら30分ほど過ごしました。
周りには誰もおらずなんと贅沢な。
美しき体験に感謝をしめし、さらに進むと千畳敷にでました。
川底がなんとも不思議な様相なので、川の流れの魅力に圧倒されました
自然の偉大さは圧巻の一言です
その後、時間があったので他のコースも回ろうとしましたが、
思いのほか遠く、到着できずにホテルに逆戻り。
着替えを依頼したら、快く部屋を提供してくれました。
これにはとても感謝の気持ちが膨らみました。
心に余裕があるって素敵だな。
喜びの中、お礼もかねてホテルのレストランで昼食をいただき、
バスの乗り、足湯で再び飛行機が来るまで癒しの読書タイム。
そして無事、東京に帰り旅を終えました。
何も得ない旅などありません。
旅は新しいものに私達を触れさせ、新しい自分をたまには冒険として与えてくれ、
それを達成した暁には大きな自信を与えてくれます。
私とミーアはこれからも素晴らしさに触れるため、旅を続けます。
最後も相変わらず長文になってしまいましたね。
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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