自給自足に興味がある私達。

今は一番の趣味である合気道のために都会に住んでいるけど、犬とカメを飼って、小さな農場と農園を持ちながらの生活にも憧れている。

不動産管理の仕事は今では奥さんだけの仕事。

彼はまず蜂蜜販売を成功させたい、それを行いながら牛の数を増やしていく。

まだ牛の数は少ない。

増やしていく方法が雄であるミーアにはちょっと辛い現状。

雄牛（ブル）は大きくなると狂暴になるので、あまり多くは持ちたくない。

雌牛（カウ）は子供を生むので子孫繁栄のため、売らずに手元に置いておく。

これで見えたかな。。。種付のためにごくわずかなブルだけ残して後は売られる子牛ブル。

雌牛は値段が高く一気に増やしにくいらしい。

だから自分の牧場でコツコツと数を増やし、牧場繁栄は行われる。

Ａの牧場はいくつもの仕切りに分かれていて、広さも十分。

これなら次回訪れらた時の繁栄具合が楽しみだ。

皆のビールも空になり、今度はブッシュツアーに行くことに。

彼らの牧場は森で覆われており、その一部がハイキングコースになっているらしい。

牧場と森の境の柵に段が設けられており、登れるようになっている、

そして「私有地、立ち入り禁止」のマークが森側に設けてある。

開けた牧場から一転の景色。

ジャングル。

道なのかどうかという細道をわんちゃんも慣れた様子で進んでいく。すると目の前に道がでてきた。

ここがメインのコースハイキングの他にバイクハイクもできるとか。

家からハイキングコースに出られるなんてこんな幸運なかなかないよ。

案内された場所に行けばここの幸運がさらに伝わる。

なんてこった、美しすぎるじゃないか。

あたり一面森で、夕日が湖に反射している。

内緒のルックアウトビューポイント。

道の途中の開けた場所から、タウポ湖に沈む夕日。

コースは長いもので数日かかるコースらしい。

先はこの森の奥の奥。

ミーアはもののけ姫の森とイメージが一致したようだ。

ハイカーがここで夕日を楽しもうと思ったら相当な距離歩いて、寝床を探すのも一苦労だろう。

家から30分足らずでこの景色を見られるなんて、新居を購入したお陰で彼らが手に入れたものは数知れない。

しばらくゆっくりしてから家に帰ると奥さんが戻ってきていた。

久々の再会で話し込んでいる間に、こんなにも空は変化した。

この景色は奥さんの自慢でもあるらしい。

プライスレスの絶景を楽しめるのは彼らがここに引っ越してきてくれたおかげであり、ミーアがＡの友人であるからこそ。

日も暮れ、部屋に入り9時近くになりワインとおいしい食べ物でにぎやかタイム。

奥さんはロードバイクの大会が近くそれに向けてトレーナーと共に体づくり中。

以前は女性らしい体をしていた奥さんも、グルテンフリーで筋トレと練習に励み、体は全く変わっていた。

10時過ぎに彼女はベッドに入り、11時過ぎに私たちも打ち上げ終了。

夜の星空はすごいと言われ、期待を胸に外に出てみるとタウポの町のぼんやりとした灯りが先に見えつつ、多くの星。

やっぱり天然プラネタリウムの迫力は違う。

沢山の恩恵に感謝しながら11時半、布団に入る。

真実