「あれじゃコインランドリーの営業もダメになっちゃうよね。」

千鳥足のトンでる二人が居つくコインランドリー、急を要していない人たち以外誰が使いたいと思うことだろうか。

「うん、全然ダメ。」

ハミルトンってこんな感じだったけ？

数分で目的のパッキンセイブ。

まずは洗濯物を畳んで、お店に向かう。

やっぱりここの雰囲気もおかしく感じる、いつもとは違う。

その違和感はお客さんから。

病院から精神的なお薬をもらっているのかぼーっとしている人がカートを引きながら、うつろな目で中央に立っている。

また服装構わずで人を近寄らせない雰囲気の人も。

私のハミルトンのイメージは広くて緑が多く清潔な田舎町だったのにそれを見事に崩される。

まぁそんな場所にばかり目を向けてられないと商品を見ていれば、今週は$2ウィーク。

様々な$2セールになっている。

大好きなブリチーズが$2、通常だと$2.5-3する。

ベーコンも200ｇで$2、でももっとお得な1kg$7.5を見つけてそちらに変更。

野菜は高かったので、高すぎない人参とセロリを購入。

パッキンセイブは利用すると2時間まで駐車場を利用できるのが一般的。

「ここでランチする？」とミーアに尋ねるの、この町の雰囲気が嫌だから一刻も早くここから離れたいとのご意見。

目的地まで1時間ほどで行けるみたい。

ナッツやドライフルーツなどドライビングおやつも購入したのでつまみながら向かいましょう。

「なんかいつもとハミルトンの様子違った。同じパッキンセイブなのになんだか違く感じられた。」

しかし聞けば今日利用したのはいつもとは別のパッキンセイブらしい。

Googleマップで調べてみたら本当だ、ハミルトンには2つのパッキンセイブがある。

ミーアもマップで調べてコインランドリーから近いほうに向かったみたい。

私はついつい入り口が別だけど同じ店とばかりに思っていたからこれで納得。

ハミルトンはエリアによって2つの顔がある。

ニュージーランドではテレビで取り上げられるほどクスリが社会問題化しているらしい。

以前はマリファナ王国だったニュージーランドも今では取り締まりが厳しい。さらにマリファナ以上に質が悪い、薬が出回っていて労働にありつけない、ありつかない人たちの中で蔓延しつつあるのだとか。

アンラッキーにその売り現場に居合わせてしまったのかもしれない、旅をしていればいろんな場面を目にする。

今、私たちが向かっているのはハイキングコース。

ここはＡの奥さんに教えてもらった場所。

以前も友人奥さんの勧めで訪れたナショナルパークのタラナキフォールハイキングコースに訪れたらとても良かった。

だから今回も人のお勧め場所へ行ってみようと。

到着後、ハイキングを楽しむ予定。

ハイキングを楽しむ予定なんだけど・・・。

なんだか霧がかっている？？？

あぁー、降っちゃたよ雨。

夜に沢山降ったから今日は雨終わりかな？と思ったけどどうやらそうはいかなかったみたい。

あっ、でも止んだかな。

まぁどうにかなるかもしれない。

牧場から山に入り目的地の場所が見えてきた。

有名な場所なのかな駐車場には車がいっぱい。

カランガハケ峡谷に到着。

真実