ミーアはもう一度ライトを消す。
「静かにして。上を見て。」と言われる。
恐怖でも隊長の指示に従い、上を見れば・・・あっ青ボタル。
ワイカトケイブで満天の星のように見られた青ボタルが点々と光を発している。
びっくりしたぁ。
ミーアの周辺を見られる余裕のお陰で気づけた喜び。
なんだぁ、お金払わなくとも見られるんだぁ。
確かに看板に何か洞窟の中を入って青ボタルみたいな文字を見た気がした。
以前、ホキティカのキャンプ場側の近くの洞窟で見られるって言われた気が・・・風邪ひき絶不調で床を選んだんだけど。
青ボタルは暗闇で見れば星のように青く光る。
しかしライトで照らすと・・・やっぱり、粘り気ある液体が天井からぶらさっがっている。
幼虫はこの粘液に引っ掛かる餌を求めている。
このギャップをついつい見たくなる私。
先に進むと道がさらに2つに分かれている。
どちらに行こうと悩むミーア、しかし既に恐怖心が強くなっている私。
「怖いよ、自分用ライトが欲しい。どうしても行きたい?」
「いい。」という返事。
折角来たからミーアの希望の叶えてあげたい気持ちがあったけどこの返答には正直安心した。
それと共に最初よりは小さくなった興味心が若干、残念がっている部分も。
どうやら自分、思ったよりも度胸試しが好きみたい。
「ライトが自分の思い通りに照らせないのは辛いよ。」
事実、ライトはミーアの手の中で彼のさじ加減で照らされ、歩くことが出来るようになる。
「でもライト1つでいいって言ったのは真実でしょ。」
「っていうか、ライト持って行こうって言ったのは私だよ。」
道を引き返しながらとりとめのない会話。
入り口から指す光が見えてきて安心感漂えば口数増える二人。
暗闇だと音が響くこともあって、なぜだか小声だったもんね。
ここからの学び。どんな状態であば必ず一人1つのライトを持って歩こう。
光が恋しい自分、光が差し込む洞窟穴から外の風景を楽しもう。
なんせ崖脇の洞窟ですらまだまだ続くのだから。
すると親娘と思われる一組の女性グループ。
元の道はたまに横穴が空いているし、進む先から光が漏れているのでライトを照らさずに歩いていたけど、二人はしっかりとスマートフォンライト機能を利用している。
洞窟の終盤になると光を通さない真っ暗闇登場。
すると洞窟の入り口に再び青ボタル発見。
それもさっきより多め。彼女たちはライト頼りに前ばかりに見ている、以前の私状態。
だから彼女たちに教えてあげる。
「ほらっ、青ボタルがいるよ。」
「a few」と返事が返ってきた。
えー、数匹じゃないのにと自分が見つけた沢山いる場所を指さしても全然喜びを示さずそちらに目もくれない。
「多分、彼女たちは興味がないんだよ。」と言われ、私も黙ることに。
彼らにとって青ボタルよりも暗闇が問題なのかもれひない。
人には人の楽しみ方がある。
洞窟は大きく曲がり光が差し込む。
おーっ、再びの美し山景色。
開いたゲートを進み洞窟探検アトラクションも幕を閉じるのであります。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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