ルートバーンはあきらめることになり、心は底の底へ。
最近は旅するごとに予定変更が多いなぁ・・・。
凹みながらキャンプ場に戻り、入口の側の花にだーい好きなバンブルビーを見つけました。
紫やピンク、黄色など様々なお花にバンブルビーがいるにはいるのですが、なんとも動かない・・・・
死んでいるのかと思い、ちょっと触ってみると足をスンスン動かします。
ミーアより「いじめちゃダメだよ。羽が濡れてて動きにくいんだよ。」
そうかぁ、バンブルビーちゃんも雨のジトジトにやられているのね。
触りたい好奇心を押さえ、元気だけをもらい、雨が止むのを待ち、再び町のお散歩へ。
クィーンズタウンの町並みは最近の建物から中世を感じられる建物が入り混じり、不思議な空間を作り上げています。
町にはバーがあるせいで、中心部は騒がしいのですが、湖を挟み反対側には、
庭園を感じさせる公園があり、ここから町の中心部のネオンを楽しみながら、静かな時間を過ごすことが出来ます。
前夜の苦しみが嘘のように、咳は続きましたが、夜になっても体調が悪化することはありませんでした。
ようやく回復に向かいはじめました。
翌朝、早めに眼を覚ますとシトシト雨でしたが、シャワーの後は再び激しい雨。
簡単な食事を済ませ、心沈んだままクィーンズタウンを後にしました。
予定としてはそのまま南へ下降するはずでしたが、ミーアの薦めでアロータウンに行くことにしました。
アロータウンはクィーンズタウンの下ではなく、ちょっと上に戻った場所にあります。
観光所でもらった地図には小さな枠でしたがちょっとした案内が乗っていました。
昔の雰囲気が残る小さな町だとか・・・フムフム
アロータウンが近づくにつれ、雨も止み、なんと青空が広がってきました。
うんっ?青空?
もしかしたルートバーンも晴れているんじゃないの?
いやいやいや・・・・多分、また天気は悪くなるのよ。
っと、昨日得たネガティブ天気予報とは違う状況に心に戸惑いが生まれました。
そしてアロータウンに到着。
本当、小さな町。
なんと言いましょう、ビックフィッシュという映画に出てくる隠れた1900年代初頭を感じさせる町並みで、タイムスリップした感じ
。
公共の無料駐車場があり、そこに車を止めて表に出ると、既に空には青空がうーんと広がり、先ほどまでの寒さは嘘のよう。
駐車場の側にはアロータウンの名物観光地、中国人居留地跡があります。
跡地の入口には素敵な花が私達を迎えてくれました。
1800年代後半より利用された建物がいくつも残り、彼らが質素で懸命に生きていた姿を感じさせます。
そしてここでとんでもなく、私達の気持ちを引き付ける看板がっ!!
ミーアも知らなかったのですが、ここにはトレイルがあったのです。
このトレイルの魅力は到着場所が違う場所ではなく、トレイル自体が円を描くようになっているので、どこかで引き返したり、目的地から引き返したりしなくとも同じ場所に戻ってこれるのです。
これはなんと、ラッキーなことでしょう。
トレイルをあきらめ、新たな魅力的なトレイルに出会える。
さらに今は素晴らしい青空。
それでも天気にちょっとした不安があったので4時間コースを行くことにしました。
クィーンズタウンのスーパーなどでゲットしたフルーツとお水をしょって、いざトレイルへっ。
入口は沢山の緑に囲まれた川のわき道を歩きます。
やっぱり続く、戸惑い。
「あれっ?やっぱし天気いいよね?これって天気予報が間違っていたってこと?もしかしたルートバーン行けた?」
天気もよくて暖かくて緑の優しさに感謝して太陽からこんなにも恵みを得て幸せ満点のトレッキングのはずなのに、心の疑問がルートバーン断念への疑心に繋がり、なんともいえない感情でした。
太陽の強い日差しから守ってくれた森林地帯を抜けると、一気に景色は変わり、山模様。
黄金色の芝生のような景色が山一面に広があります。
あれっ?
なんか、すごい楽しいトレッキングが出来ているんだけど・・・。
若干ある急な下り登りの中、ミーアもルートバーンを思い出したようで・・・
「ルートバーンはこんなに上下しなくて、穏やかで景色も綺麗だったと思う」
私の幾分、いやっ、沢山もれる天気への疑心を聞きながら、彼からも本音が聞こえるようになりました。
しかし確かに山頂から見える遠くの山には雲が多く広がっている気がします。
「山の天気予報って、そんなに簡単に変わらないし、間違わないよ。ただこっち側が天気がいいだけなんだよ。」
そっかぁ、、、そして私も天気の疑心にばかり心をとらわれず、今与えれた恵みを楽しむように心を切り替えました。
植物たちも太陽を浴びてそれは嬉しそうで、嬉しそうで・・
この自然を独占できた感じ、雨が続いてた中に現れた素晴らしき快晴。
疑心を懸命に避けながら、この豊かなを可能な限り前進で受け止めました。
トレイルは上りになると山の景色、下りになると緑の中に戻っていくを繰り返して前進します。
水の透明感が素晴らしく
何度も喉を潤す柔らかいお水をおいしくいただきました。
川を越えた跡に広がっていた木の根の自然階段。
居留地跡に到着した際は、観光バスもあり、人が多くおり、トレイルに入り川沿いを歩いていた際には地元の人やらまだちょこちょこ人や犬さんに会っていました。
しかし、山側に入ってからほとんど会うことがなく、再び入口近くの川沿いに行くまで6人ほどにしか会いませんでした。
山の中に見えるのは私とミーアだけ。
これが私達の前に広がる景色です。
トレイルも終わりに近づく頃、再び川沿いの緑豊かな道を歩きます。
そこで新たな自然からのプレゼント。
最近トレッキングの最中に鳥達がよく近くまで、遊びに来てくれます。
共存して生きるとは互いを思いやり、互いの存在を受け入れることなのだと思います。
東京にいると鳥達は人間が側に行くだけで逃げていきます。
しかし、ここではちゃんと静かにしていれば鳥達は近づいてきてくれるのです。
ありがとう・・・。
すばらしきトレッキングを終え、遅めのランチを食べ、アロータウンの古き町並みを楽しみ、近くのキャンプサイトへと向かいました。
キャンプサイト:アロウタウン ボーン オブ ゴールド ホリディ パーク
キッチンで見たニュースにびっくり。
ルートバーン、ミルフォードエリアは一日中暴風豪雨に見舞われただけではなく、なんと雪まで降っていたのでした。
天気予報が当たっていたんです。
なーんだ、だったらあんなに心配しなきゃよかった。
なんてっ、現金なっ。
私もまだまだだなぁ。
ちゃんと与えてもらった貴重な情報、与えてもらった恵みを信じれる人間になろう。
アロータウン、ありがとう、奇跡の時を・・・。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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