テントから目覚めてお初の雨が降っていない朝。
雲が若干多めでしたが、余計な心配は見事に裏切られ、空は晴れ渡り、南島に来て初めて真夏を感じるのであります。
あっ、熱いっ。
熱いから寒いまでこの10日間ほどで一年を味わった気分です。
再び北上するにあたり、しばらくは大きめの町はないため、ダニーデンに戻り食料ゲット。
地図で見つけたシークリフ(Sea Cliff)という場所を目指すことに。
天気に恵まれたドライブは気持ちいい。
外に出たいワクワク感も上昇します。
途中で良さ気なビーチを発見。
看板には再びアザラシとペンギン情報が。
行くでしょっ!!
しかし、ビーチ降りてすぐそこには多くの海水浴を楽しむ人たちが。
こんなに人が多かったら無理かな?
なーんて思いながらも、細長い海岸を直感的に右へ右へ進み始めました。
なぜだかわからなかったのですが、直感が右に進めば何かがいることを感じ取っていました。
歩き始めて5分ほど経つと人気がなくなり、周りには餌を取る鳥の姿が目立つように。
ミーアは歩き続ける私を不思議がりましたが、「とりあえず進むの」という私の後ろをついてきてくれました。
その後、20分以上は歩き続けました。
やっぱり
いました、いました。
アザラシさん。
人間の姿は私たち以外に見当たりません。
ただただ海水浴を楽しむアザラシは逆に私たちを観察するのです。
二匹ほど見つけたかな。
海岸終わりの岩場が近くなるにつれて、私の達成感も広がり、戻ることに。
途中でマラソンを楽しむ女性が、話しかけてきました。
子供が日本にいるようで、多分親近感を感じてくれたのだと思います。
彼女も自然が豊かにもかかわらず町が近い、ダニーデンをとても気に入っているとのこと。
ビーチ入り口に戻ると再び海水浴を楽しむ人の姿が。
大きな町が近くにあるにもかかわらず、素敵な砂浜とアザラシとの共存を楽しめるダニーデンを私は大好きになりました。(冬の寒ささえなければ・・・・)
ルンルン気分で再び車へ。
そしてシークリフ到着。
残念ながら、ここは普通の何もない村でした。
近くにケイブ(洞窟)トレイルを見つけて、行ってみましたが、洞窟も大きめな石のくぼみで、森の中をお散歩しただけのような感じ。
しかし雨続きで運動不足の私たちに良いエクササイズになりました。
次に向かう場所はミーア両親から勧められた場所モエラキ(Moeraki)へ。
ここは有数の観光スポットということもあり、駐車場に車を止めるのもやっと。
ここのお目当てはというと、
自然にできた沢山のボール達。
モエラキボールと呼ばれています。
海岸の一部に大きなものから小さなものまで、さらに割れているものまでが砂浜にありました。
石好きは石を見る。石の構造が気になってしまいます。
一見するとモキマーブルのように感じたのですが、割れているものをよーく見てみると、すぐに何かわかりました。
これセプタリアンです。
セプタリアンとはカルサイトオ、アラゴナイト他成分によって生成される鉱物で、モエラキボールと同じように丸くなって生成されます。
私もお店で取り扱っていたので、すぐに気づき、またこんなところで出会うなんてと、ちょっと嬉しくなりました。
鉱物好きにはたまらない場所でした。
近くにはカフェがあり、ちょっと覗いてみることに。
私たちは無料の民間駐車場に止め、モエラキボールのあるところまで歩いてきたのですが、カフェから直接モエラキボールのビーチに降りる際には2ドル支払うという、何ともずる賢い看板を発見し、気持ちが若干ブルーへ。
訪れる際は是非、無料の民間駐車場をご利用ください。
まる一日晴天に恵まれた素晴らしい日を過ごし、少し先にあったテントサイトで泊まることに。
キャンプサイト:Waitaki Waters Holiday Park
テントサイトから海岸までは歩いていたので、食後のお散歩に。
途中、羊牧場があり、牧場外に出ている二匹の羊に出会うのでした。
珍しい風景に写真と撮っていると、オーナーが戻ってきてその姿を見た羊たちは「やばいっ!」と言わんばかり、フェンスに体当たりしながら牧場の中に戻っていったのでした。
牧場の中に戻るなんて、なんともうまく飼われたものだと関心と笑いがあふれ出ます。
ここの海岸は砂浜というより小石浜。
ちゃんと小さくなる気がない、ギリシャの砂浜の粒たちを思い出させます。
風に吹かれながらたたずむ二匹の鳥たちから哀愁を感じ、半ば青春すら感じました。
翌日、起きてみると再び豪雨。
テントから出てシャワーを浴びに行っても、トイレに行っても濡れるというもう慣れた光景が再び。
同じキャンプサイトを利用しているトイレ付きキャンピングカーを羨ましく思うのでした。
しかし今日はクライストチャーチに戻り、翌朝のオークランド行きの飛行機に備えます。
クライストチャーチに到着した時に利用したのと同じプライベートルーム式ゲストハウスを利用。
ゲストハウス:The Pier Lodge Bed & Breakfast
風邪もほとんど収まってきたので、惨め感はさほどありませんでした。
雨も止むことも収まることも知らずだったため、どこにも立ち寄ることなくまっすぐ初日に利用したゲストハウスにクタクタになって到着。
二日ぶりの布団でぐっすりと眠りにつきました。
翌日はレンタカー店に車を返してから空港に行く予定だったにもかかわらず、ミーアは空港行きの地図をレンタカー店の地図と間違え、空港に到着。
さらにレンタカー店の地図は持っていません。
レンタカー店に電話をすると空港引き渡しはできないとのこと。チェックイン締め切り時間も近づいていたこともあり、まずはチェックインをして、それからレンタカー店に向かうことに。
安く借りたレンタカーにはナビなどという進化したものはついておりません。
電話でお店の場所を聞き、どうにか向かう。
レンタカーを返した後、送迎用のバスを待つ。
15分は帰ってこないという。
それじゃぁ、困る。
搭乗に間に合わない。
するとすぐにバスが来てくれた。
「ラッキーだね。」とスタッフに言われ、事情を話すとすぐに飛行場に向かってくれた。
急いでゲートへ向かう。
到着5分後にゲートが開く。
最後の最後までアドベンチャーな旅ね。
そして私たちはミーア両親のいるオークランドに向け旅立ち、南島を後にしました。
今回の旅は私たちの旅の中で一番、大変だった旅でした。
一年経った今でも、あの時、感じた惨めさをすぐに思い出してしまうほどです。
それでも自然豊かな南島には惹かれ、また行きたいと思います。
でも次回行くときはお天気チェックを忘れずに、もっとしっかり調べてから準備万端で行きたいと思います。
やっぱり旅行は楽しいっ。
ニュージーランド南島編。これにて終了。
約一年という長いに渡り、お付き合いありがとうございました。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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