最初はそのクラクションが自分たちに鳴らされたものなのか違う車へのあいさつの音だったのか理解できませんでした。
なんせここではよくプープー鳴っていて、なんのために鳴らしているのかわからないことがよくあるからです。
しかし、Googleナビが示す道は急な、それは急な上り坂で先を見ればどんどん道が細くなり、それは心配になるほど。
でかめのオレンジジープ大丈夫か?と思うほどです。
道が細くとも相変わらずの路駐。
ミーアがゆっくりと運転していると、私、あることに気づきました。
路駐している車、全て私たちとは反対方面に顔を向けている。
「もしかしたら逆走している?」
クラクションが教えてくれたのは一通の道に入った私たちに対する警告だったのではないかと。
「そういうこと。」
ミーアもその答えに納得。
運よくそれに気づいたのは細道がさらに細くなる前のUターンできそうな広場の手前。
Uターンしてとりあえず一度停車。
2人とも一気に緊張が説ける。
車のナビに格闘しながらも、Googleマップナビの支持を伝えるために自分なりに頑張ったのに、唯一の頼りだったナビの指示が間違っていて逆走しているなんて。
どうしたらいいんだ・・・
「もう泣きそう。」とついつい心からの言葉出てしまいました。
するとミーア。
「僕も。」
あっ、そうだった。
慣れない道で慣れない右ハンドル、右側通行で頑張っているミーアのほうがもっと、もっと大変なんだ。
誰のせいでもないこの状態。
弱り切った二人はただただこの現実に負けそうになっていました。
しかし、二人が選んだ旅の方法。
泣きそうだからと言って、道が細くて怖いからといってしり込みして、いつまでの部屋に閉じこもっているわけにはいかないのです。
それにもし宿に閉じこもるという選択をしても宿までは車で運転して戻る必要があります。
緊張から催した私は車の後ろでワイルドトイレ。
戻ってくるとミーアから一言。
「道の案内板に従って進むよ。」とのこと。
道に迷い始めてから案内板は出てきていないため、もしかしたら来た道を間違えているかもしれません。
それでもいい。
無理してGoogleナビの細道に従って嫌な思いをするくらいなら、自分たちの決めた安全な道を行って、たどり着けないほうがいい。
私たちは自分たちの勘を信じ、細道に入る前の道に戻り前進することに決めました。
その後もGoogleナビは何度も左折を勧めますが、無視します。
しかし途中から何も言わなくなったナビ。
なんと、私たちの進んでいる道とナビの案内の方向が同じ方向に。
はぁ~、良かった。
この道で合っているという確信が広がり、先ほどのまでの不安から安心感へと少しずつ変わっていくのでした。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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