別のコースを行きながらもやっぱり山頂を見ると悔しさが戻ってきます。
「許可証持っていたのにぃ。」と嘆く心をどうにか抑えて。
行けなくてもいいじゃないか、こんなに素敵なコースがあるんだから。
硫黄の匂いが鼻に着き、火山であることを認識。
岩場の細道、道もゴツゴツなので歩くのにはやっぱり注意が必要です。
風景見ながらルンルン散歩とは行きませんが、立ち止まり目にする景色に再び夢心地。
写真を撮りながらもズンズン進む私に対し、ミーアは後ろからゆっくりついて来きます。
目の前に広がる圧巻の景色。
テイデ山ロープウェイ乗り場の時点で標高は高いのですが、テイデ山をはじめとし、周りには別の山々が立ち並びそこの標高が高いことをすぐに忘れてしまいます。
しかしここからの景色は違う。
自分たちがスペイン領域内最高峰の山にいることを思い知らされます。
ここでもミーアの作品登場。
歩き続け先に行けば行くほど人も減り、自分たちのスペースを確保できます。
その後もどんどん進み、ミーアとの距離が広がります。
先には円形のビューポイントがあり、ここから次に訪れる島、ラパルマを見ることが出来ます。
ビューポイントでは他の人達が楽しんでいたので、私は皆からちょっと離れた誰もいない岩場に座り、ミーアが来るのを待ちながら思いを馳せます。
全てが壮大の別世界。
私自身も私の経験も私が生きている時間もすべて短く感じられます。
太古の人はこの場所を見ては何を思っていたのだろう。
時間に縛られない大地は火山で形を変えてもここに存在していたんだろうなぁ。
私はこの時というものをどうやって解釈をしていこうか。
心に空間が広がり、新しい知識を入れる準備が整ってくるようです。
私の変化も近いんだろう・・・固定概念の覆しはその予兆なのかもしれません。
ミーアがゆっくり現れ、岩場に指さします。
すると何か動いているものが、一瞬だけ見えました。
「山ネズミ見つけた。」
彼の視点とはいつも面白いものを見つけます。
山ネズミの後を付けながら、ゆっくり歩いてきたみたい。
さらに空気が薄くめまいを起こしているとのこと。高山病になったかな。
リュックに入っていたお水とチョコを渡すとちょっぴり復活したみたい。
展望台に一緒に向かい「ラパルマが見えるよ。」「ラゴメラじゃない?」と訂正されました。
あっ、確かに距離からいってそれが正しいかも。
ここが次に訪れる場所かぁ・・・なんて思った過去の自分・・・さらば。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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