目を奪われてしょうがない。
駐車場の後ろにも大きな崖山。
目は景色に奪われつつも、寒さが身に染みる。
朝、町は寒かっただけあり、山頂の寒さといったら・・・。
さらにジャケット羽織る。
ミーアは準備してきた冬用帽子で頭を防御。
大丈夫、大丈夫と調子にのって宿に同じ種類の帽子を置いてきたことが悔やまれる私。
仕方がないので、日差し避けハイキング帽子でしのぐほかありません。
今までの経験から行くと昼近くなると熱くなるはずだから、ズボンだけは夏用にレッグウォーマーを付けて出ている部分を隠す。
これでもまだ寒いけど歩いていれば体も温まってくるだろう。
それにしても誰もいない駐車場。
昨日に引き続き、再び「わたしたちだけぇ~。」
折角許可を取ったのに本当に意味があったのかな?意味ない申請なら本当なら11時ごろ来たかったよ。
今からハイキングに出るにしてもどうやって許可を取った車だと理解してもらえるのかな?とりあえず運転席にでも書類を置いておくか。
すると一台のジープが。
車にはカルデラデタブリエンテの文字が。
おっ、もしやスタッフか。
彼はこちらに向かって歩いてきたので、許可証を提示する。やっと取得した許可証を見てくれる人が現れたのでちょっと嬉しさを覚えます。
するともう1つのパーキングへの車を移動するよう言われ、書類は見えるように車内においておくように指示、これで一安心。
それでも現在、スタッフと私たちだけ。
やはり8時半からのハイキングは早いのかな?
「まぁ他の車は後から来るよ。」とミーアに促され、私の意味のない不安がちょとずつ小さくなります。
ハイキングスティック、お水に軽食をバックに入れて、いざ出発。
ここもいくつかのハイキングコースがありますが、駐車場が取れた時間が2時間半のみなので、周回できるショートコースに行くことに。
ナビで調べると結構高低差があるみたい。
行くべきは左からの下りコースだけど目の前にそびえる崖山も気になるのよねぇ~、ミーアは。
見てみると人が登った痕があるのでそのルートを私たちも。
でも急さがすごい。
滑りやすい、崖をただただ上へと登る。
つまずいたらそのままズルズル下がっていくだろうし、体を上げると荷物の重さもあって、後ろに倒れそうな感覚になる。
それに加え、やはり長年履き崩した靴の底は滑り止めなど役立たずで、自分の脚力だけが頼り。
やはりほしいぞっ、海外用ハイキングシューズ、気持ちはどんどん募ります。
怖し道をゆっくり登り、ルート痕の最後まで行き、振り返る。
先ほどは拝めなかったパノラマビュー。
うまい具合の飴とムチ。
光に照らされないまだ静かな山。雲の上にはさらに高い雲が空キャンパスに線を描く。
朝早く起きるのは面倒だ、寒いのも嫌だし、人っ子一人いないのも心細い。後で脱ぐのはわかっているのに着こみ、歩きながら暖を取るというのはちょっとだけ惨めさも感じる。
でも、誰もいないからこそ真の森の静けさを知れるし、太陽が昇るにつれて見られる表情の違いも楽しむことが出来る。
すべては準備されている旅。
一見、はずれくじと引いたと思いながらもそこには何らかの意味がある。
真実
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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