「OK、行ってきな。」
「一緒に行こうよ。」
険しい道が怖かったこともあり、もう一度戻ろうとは思わないミーア。
しかしお願いすれば了承してくれるのが、ミーアの優しさ。
ありがとう。
一度は行くのをためらった道。
先に進めばもっと道は細くなり一人だけ通れる太さ。
ロスタイルズで感じる独特の雰囲気は主導権はあくまで森であり、人間はその豊かさをお邪魔させてもらっているといった感じ。
それでも森は惜しみなく美しい空気と空間を私たちに提供してくれています。
おぉ、これはまさしく大急ぎだっ。
先ほどスタッフからハイキングルート詳細マップをもらい、スタート地点を教えてもらうとやはり車が多く止まっていた場所が入口でした。
もらった地図の番号と道に建てられている標識の番号が違う点。
宿の近くの町ではパンをゲットできなかったけど、ロスタイルズに行くまでに2つの町を通るからどこかで見つけられるだろうと気楽な推測で、再びウネウネ道を進みます。
昨日に引き続き、今日も長いウネウネ道だから、「また同じ思いをっ。」と二人とも内心思う。
マリオが到着してから出ていくまでざっと10分ほどの出来事だったでしょうか。
いつ来るからわからなかったので、朝食を食べることも遠慮していました。
数日前にカンタス航空からメールが届いています。
今年12月から帰国するニュージーランド便のチケットについて問題が起きたので電話での連絡を依頼されていました。
何度かミーアにお願いしつつも「そうね。」と言ってそのままになっていた事案。
24時間電話での対応可と言っているので、かけてもらうことに。
渋々イライラで電話をするミーア。
どうやら日本への復路便の時間が変更になりトランジットがうまくいかず、便の時間を変更しなくてはいけなってしまいました。
最初は1時間半の乗り継ぎ時間で喜んでいたのですが、変更したことで4時間待ちになってしまった。
朝、起きる。
この宿にはカーテンがない・・・代わりに窓に設置されている木の扉を閉めます。
木だから太陽の日が透けないんだな。
自然と目が覚めた一回目は6時。
扉を開けて外を見たらやっぱり、暗し。
しょうがないよね、昨日は9時半に寝ているんだもの。
ただこんな時間に起きたくないという気持ちを元に、再び布団、そして8時過ぎ起床。
自分でも思う・・・良く寝られるもんだ。
親切なオーナー、マリオさんに手を振りお別れ。
さぁて車から荷物を下ろすか。
3泊同じ宿と言えば、旅としては悪くない宿泊期間ですが、なんせテネリフェで9泊も同じ場所にいたから3泊での荷物移動が若干おっくうに感じる。
ただやるしかない、トランク、洗濯物、テネリフェから持ってきた食材に今日買ったフルーツ。
確かに田舎の宿に止まることを前提に近郊にスーパーがなくても数日生きていけるように用意はしていたがこんなにも買い込んでいたかとびっくり。
とりあえず食べ物はキッチンへ。
気が付けばもう6時。
とりあえず夕食づくり。