機内で隣に座り、初対面でも楽しく話す人たちもいます。
私とミーアは別タイプ。
気を使いすぎて疲れてしまうんです。
もともと狭い機内、ビジネスクラスなどの広い席を夢見て我慢して乗っていることもあり、可能な限り余計な疲労は増やしたくない。
隣に座ったおしゃべりおじさんは私のイヤホンに気づき、不要に話しかけてくることもなく、私の時間をリスペクトしてくれました。
またひじ掛けもすべてを使うのではなく前の部分を使用。私は後ろの部分を使いたかったので、二人でうまく共有。
さらに足が触れれば避けてくれるなどとっても紳士的。
淡い土色建物に囲まれ日が届かず灰色のイメージ。
建物が入り組んだ町の細道には白い布が風でなびかれ、左右には露店が並びます。
私は道に迷いながら何かを探そうと道を走っています。
そして広場に出るとそこには光が差し込み、眩しくあたりを照らしています。
私は夢を多く見るほうで記憶に残っている夢がいくつもあり、これはその1つです。
旅行ガイドブック、アンダルシアのページは一気にこの記憶を呼び起こし、私に伝えます。
目の前のインフォメーションセンターで、成田行きバスを予約していることを告げると、カウンターを案内してくれました。
意外と近くにあった。
さらにちゃんと看板も表示されていました。
9月に入り出発が近づいてくると心配が募るもの。
初めてのスペイン、初めてのカナリア諸島・・・
大丈夫かな?
楽しめるかな?
なんだかんだ旅好きでも知らない土地に降り立つのは何とも勇気がいるもの。
さらに今回はスペイン語圏内。
英語も通じると書いてあったけどどれほど通じるものなのか実際に行ってみないとわかりません。
2016年2月、次は一緒にイタリア、ギリシャに行こうねとミーア両親と約束したのに・・・。
2016年秋、ミーアママは友人とイタリアにいました。
なぜだ・・・?
それとは別にその年、テレビで目にしたカナリア諸島に私たちは惹かれていました。
大きく7つの島でなる諸島。
海あり、山あり。森に囲まれた山あれば、富士山より高い火山アリ。
食事はといえばググってみればおいしそうで、肉アリ、海鮮アリ、コメ料理アリ。
冬嫌いの私には有難き幸せ、冬という季節がない。