私は山ではよく滑るので気をつけながら、目に見えないエネルギーの導きと、現実の愛すべき両親と夫に見守られながら一人で頂上を目指しました。
「ラン、ランララ、ランランラン」
心の中から音楽が聞こえたきたのです。
宮崎駿監督、風の谷のナウシカのナウシカ・レクイエム。
私はナウシカで見た映像から得た感情をここで感じ、アクロコリントこの地で自分は愛されて過ごしていたことを一気に記憶として呼び起こしたのでした。
アクロコリントは古代から19世紀まで利用されており、現在残っている城壁は1500年代(確か)ほどに作成されたもの。
掲示されている内容を見ても古代ギリシャからしてみれば近代に近いものばかりの説明だったので、なんだか自分との繋がりをあまり見出せない気がしてちょっと落胆していました。
しかし入口すぐから見えた景色は絶景そのもの
高校生の時はうまかったテニス。
ちょっと勝っちゃうんじゃないの?
なーんて、淡い期待を抱いておりましたが・・・
なんなのっ。ミーアうまい。
ミーアが高校生の頃、バドミントンをやっていて市でも強かったことは聞いていました。
でもテニスまで?
私は力加減を忘れているようで、すぐにラインからオーバーする。
それを修正するのに時間がかかっているのに、ミーアはそんな私を相手に回転をかけてくる。
ミケーネからコリント(コリントス)までは車で1時間ほど。さほど遠くない場所にあります。
ただコリントは古代コリントと現コリントがちょっと離れた場所にあるので、高速を降り違えたらそれは大変なことになっていたのかもしれません。
ありがとう・・・ドライバーミーア、そしてナビ担当ミーアパパ。
当然、私が行きたいのは古代コリント。
ミケーネはギリシャの中でも異文化感を思いっきり発しています。
なんぜ古代ギリシャ以前の文明。
使用している石が灰色がかっています。
他の遺跡はマーブルや大理石ベースなので白色や薄茶が主流。
全体の色合いが異なると第一印象が大きく異なります。
アプロディーテでに改めて尊敬の念を思い出させてくれたレフカダを後にし、私達は再び長い移動に入り、ナフプリオを目指します。
ナフプリオへは本土から半島へと移動した逆の海側にあります。
私達は日程の都合上、ヒドラへはアテネより向かいましたがここから向かえばフェリーで30分ほどで行けます。
ナフプリオンへの道のりは遠い。
9時ごろレフカダを出て、確か着いたときは既に15時を回っていました。
ミーアの提案で予定に入れたレフカダ島・・・。
しかし、ここは私と大いに関係のある場所でした。
レフカダについた翌日、瞑想の際に
「ここはアプロディーテーが生まれた場所。」とのこと。
アプロディーテーに対し、私はちょっとした違和感的な感覚を覚えていました。
それはコリントスで解消されるものだとばかり思っていたのですが、全てを解消してくれたのはここレフカダ島でした。
しかーし、その後に待っていたホテル探しは大変でした。
今回はアパートメントスタイルに予約したのですがギリシャ旅行の中で一番の難関ホテル探しでした。
車で移動していてもらちがあかないので、車を降り、ミーアママが聞きに聞きまくってどうにか到着。
どうやらここは個人の人が経営しているレンタルハウスのようなもので1階のカフェで私達の到着を待っていてくれました。
アパートメント:Lefkas City Apartments