トゥランギはタウポ湖南すぐの町。
10分弱で見えてきた湖。
まるで海だよね。
私は直接キャンプ場に行くつもりなのだかと思っていたけど、ミーアは眺めの良い場所で仕事する予定だったとか。
ならば素敵な場所見つけましょ。
湖の眺めが良いところ。
最初に見つけた休憩場所は狭く、平坦な場所がなかった。
先2kmほどいくと、あったよ、素敵な休憩所。
2月13日、予定を立てる時は先のことのせいか、強気に立てる。
未来の自分に期待。
朝7時に起きたい。
なぜならグレートウォークで体験した素晴らしい内容をフレッシュな状態で日記に書き残したい。
ハイキング中には重さ軽減のためにPCなどは持っていけなかったので、思い出は全て頭の中とカメラの中。
写真は景色を残してくれてもそれに結び付く体験を覚えている私の脳はそうはいかない。
山での早起き癖がまだ体に残っており、6時起床。
でもまだまだ体が重い。
ミーアも隣でぐっすり眠っている。彼が寝ているとつい安心して一緒に布団にいたくなるのはダラダラ私の通常ルーティーン。
もう少し、もう少しなんて思っていたら気づけば8時過ぎ。
そんなに経った?
お風呂に浸かり、体も癒しを感じている中、やっぱり値段が安いといえど町までフィッシュアンドチップスを買いに行く気なし。
オフィスへと向かうとレセプションの前に二台の車。
後車にはどうやら人が乗っている。
あまり気にせず中に入り、先客のチェックインを待つ。
その後、オーダー。
フィッシュは二種類あり値段にも差がある。
あえて安い方と言わずにここは頑張った自分へのご褒美として好きなものを選びたい。
「私はやわらかいのが好きなんだけど」
「どちらも柔らかいわよ。」
・・・・困る。
それ以外にそう違いがないようで、ならばと安いほうを注文。
へへへ・・・ゲットしたチキンフライドライスをいただく。
ミーアがハットが嫌だと言っていた点の1つに、静かなミールタイムが取れないこと。
必ず誰かが周りにいるし、落ち着いた雰囲気とはいかない。
キャンピングカーでの私たちのミールタイムはテレビを正面に隣同士に座る。
夜はドラマ、昼は旅番組や建設番組などを見ている。
毎日繰り返しているとそれはなんでもない日常だけど、奪われてみるとミーアにとってそれは至福の時だと感じられたようで、よく恋しがっていた。
ほらっ、久々だよ。
エピソード途中の旅番組にチャンネルを合わせ、コーラと共にチャーハンいただく。
気づかぬうちに腹は空いていたようでパクパク止まらなず、すぐに完食。
洗濯物を乾燥機にいれ、しばし休憩タイム。
お迎えにいった洗濯物はまだ半乾きだったけど、パークの物干しで乾かせばいいや。
自分の思いや感じたことに実感と理解を深めたくなるのは私の癖なんだと思う。
瞑想からの教えと実際得た学びから哲学へと結び付けること。
創造主は初日のハットで教えてくれた。
「いつかは終わる。」
そして思う。
人は物事を始める時、終わるためにやっているんだ。
物事には必ず終わりがある。
その後も続くけど1つ1つやっていることには終わりがあり、その終わりを求めて行う。
確かにこのコースも最初から3泊4日で終わることを思って始めた。
多分、今までもハイキングもこれからもハイキングも必ずゴールを確認して進む。
ビジネスの成功も同じなんだ。
自分の目標に辿り着くことを思って始める。
みんなそうなんだ。
そしてその終わりとは自分がやり遂げた成功の姿を思い浮かべている場所。
なーんてね、改めて頭によぎちゃった。
がんばった私たち、向かいには雲がかかるもルペノフ山。
「こんなはずじゃなかったでしょ。」と声を変えてきたカップルはここでランチタイム。
確かに景色が良い場所だ。
後、わずかと思って見上げたあの道
見たことあるこの景色。
実はここタラナキ滝の上。
そっかぁー残りのコースはタラナキ滝コースと同じ道を行くんだね。
残りは知っている道、そこを通ればワカパパビレッジに到着となる。
どうりで途中から周辺のコースがタラナキ滝コースに似ていると思ったわけだ。
そう思うと足取り軽くなる。
雨から離れ、気温も上がり、びっしょりパンツも乾き始めてきた。
歩く先に雲がある
それも雨雲ってやつ、トホホ。
旅先でも合気道場でも初めて会った人の名前を尋ねるのを忘れてしまう。
さらに聞いてもすぐに忘れてしまう。
だからついその特徴で呼び合う。
「イスラエルの人が昨日は靴下を二枚履けばよかった。と言っていたから自分も今日それをやっていい感じ。」とミーア。
そういえばママがくれたウールソックスを履いた時も同じことを言っていた。
彼はいつも薄手の靴下を履くけど、やっぱり厚いほうが足を守れる。
でもそういうこと早く教えてほしいものだ。
私は最後のきれいな靴下とばかりに一枚しか履いていない。
彼は新しい靴下の上に既に履いた臭い靴下を重ねているらしい。