疲れを取ろうとベランダに座る。
最初は日陰で本を読んでいたけど、太陽が当たる場所が空いたのでそちらへ移動。
足をたらしブランブランしながら山景色を目の前にリラックス。
すると同じ場所にミーアがやってきた。
人を目の前にせずに自然を見ていると心も落ち着いている。
何よりも大きな荷物を下ろしたことで浮くのではないかと思うほど体が楽になっている。
リュックのある寝床に戻るとミーアのリュックが置いてあった場所が移動され、人が座っている。
ここまで結構な思いで歩いてきたんだよ。
ブログをずっと読んでくれているならきっとわかってくれるはず。
なのにここから歩いて6分の場所にハットがあって、ここまで車で来られるなんて。
ショックっ!
さらに歩いてたどり着いたからこそ見られる景色がある。
特権のために重い荷物背負ってがんばってきたのに、車で見にこれちゃうなんて。
でもミーアは知っていた。ここに駐車場があることを。
はぁ無知が与えた心の疲労。
まぁいい、忘れよう。
ここは整備されて歩きやすい道になっている。
歩こう♪歩こう♪私は元気ぃ~♪
荷物さえ軽ければこれほど美しい景色の中、そんな気持ちで歩ける。
実際はヘビメタにのせながら
歩けぇ~!ヒィーっ!進めぇ~!ギャァ~~といった励ましのほうがあっているかもしれない。
歩くの大好き平地なのに、荷物重くて暑いとこんなに辛いと感じるなんて。
本当、やってみないとわからないこってある。
森に流れていた川には透明度が高い水が流れていたけどそのあとは干上がってばかり。
道が荒くなる。
川でもないのにコロコロ石。
頭ぼーっとして岩の上歩いてコロッとしてこけたら危険とばかりに慎重に。
カナリア諸島で岩場でこけて膝打った人を見た。
まだ始まったばかりのこのコース、ってかいつ何時においても同じような経験は御免いただきたい。
橋を渡るも・・・
天気が良いことは非常に恵まれている。
雨続きのハイキングなんて本当に勘弁。
だからこそハイキング前に晴れを望み、お願いしてきた。
そうしてこうやって頂戴した素晴らしい快晴。
だがなぁ、だがねぇ~。
熱いのよ。
以前通った道を懐かしやと進む。
心に余裕をもって・・・・とは行かず。
前回が懐かしいよ、荷物も軽く軽快に歩き周辺を楽しみながら進んだ。
今はグレートウォークが始まったばかりなのに荷物の重さにやられ、一歩一歩が土にめり込むよう。
でもやっぱり道はロードオブザリングの魔法使いが長旅をするような素敵な道だし
景色だってキレイ。
「本当にグレートウォーク行けるかな?」
出発1分もせずに弱音な私。
だってバック、めちゃめちゃ重いんだもの。
そんな弱音を聞いて励まさないといけないミーアはいつも大変。
でもそれと同時に昨日、創造主から教えてもらったことを話す。
「いつかは終わる。無事帰ってくる。」
だから・・・自信半分・・・いやっ・・・半分以下で前進しよう。
なんとくなく昨日のマップを見ながらコースを確認する。
すると雪をかぶったルアペフ山ではなく、そのお隣のナウルホエ山を超えるコースであることに気づいた。
重さを全身で感じながら前進している私。
2月9日、8時前起床。
山のふもとだけあり夜は寒いとしっかりと沢山のお布団を来て寝た。
しかし思っているような寒さにはならず、起きれば寝汗な自分。
ここ数日、トイレに起きるといっつも寝汗かいているなぁ。
着ている布団が多いのか、体調のせいか。
昨夜のうちにリュックに荷物詰めと思っていたのになにやらこまごま忙しく、今日の朝早めに起きようと思ったのに何のことはないいつもとは同じ時間に起きてしまった。
青い空が見えていて良かった。