歩く先に雲がある
それも雨雲ってやつ、トホホ。
旅先でも合気道場でも初めて会った人の名前を尋ねるのを忘れてしまう。
さらに聞いてもすぐに忘れてしまう。
だからついその特徴で呼び合う。
「イスラエルの人が昨日は靴下を二枚履けばよかった。と言っていたから自分も今日それをやっていい感じ。」とミーア。
そういえばママがくれたウールソックスを履いた時も同じことを言っていた。
彼はいつも薄手の靴下を履くけど、やっぱり厚いほうが足を守れる。
でもそういうこと早く教えてほしいものだ。
私は最後のきれいな靴下とばかりに一枚しか履いていない。
彼は新しい靴下の上に既に履いた臭い靴下を重ねているらしい。
2月12日、浅い浅い眠りの中、時間を確認すると4時半。
まだ真っ暗。
とりあえず芯から寝れずとももう少し横になっておこう。
もうそろそろかな、5時25分。
ミーアにも伝えると彼も眠れぬ夜だったらしい。
私たちの部屋ではまだ他の人は起きてはいない。
ここで荷物づくりをすると迷惑かと思い、寝袋引きずりながらすべての荷物をダイニングへと持っていく。
すると予定通りアメリカ人カップル、イスラエル人男性、オランダ女性の姿が。
彼らも同じようにここで荷造り。
周辺はまだ薄暗くナウルホエ山は傘被り。
ハットでは体を休めるという名の時間つぶしが長く続く。
荷物軽減のため持ってこれた時間つぶしアイテムは本とトランプのみ。
本は残り僅か30ページ。
この調子なら今日で読み終わるね。
さらなる荷物軽減という次回の課題をもった私たち。
本一冊持ってきたことから、ミーアからは読み終えた部分は破ってくればもっと重さが軽減できるよ、と。
確かに次回から電子ブックとかいろんな方法があるけど、やっぱり紙でめくる本がいいし、本に敬意を払い破りたくもない。
多分、この先も一冊分くらい、覚悟して持っていくだろう。
本で感動し、涙タイム。
映画にもなった「wonder」、素敵なお話だった。
次なる時間つぶしアイテムに移ろう、トランプ。
Battle Lineというポーカーを応用したゲームがある。
本来専用のカードがあるけど、トランプで代用して遊んでもそこそこ盛り上がる。
息切れが続く、どこまでもぉ~。
荷物は重たく、つい足がもたれるけど、木の根道いくらでもコケられるから自分に喝っ!
「この後で16km歩くと思うとどう?」
ミーアが訪ねてきた。
それは昨日の私たちのプラン。
次のハットをスキップし残りの16kmコースを進んでしまう。
地図上の3時間では全然OKと思っていても、実際歩くと気づくもんだ。
まぁ昨日よりはマシとしても。
「歩きたくない。」
本音な私。
やっぱりグレートウォークDOCお勧めコースにはそれなりの理由があるんだね。
楽しいことも、辛いこともいつかは終わる。
景色というご褒美をいただきながら、辛い岩場滑り道を下り終えた。
ここでも川が乾いている。
うーんっ。
オチュレレハットも水が少なかったし、初日から乾いた川をいくつも目にしてきた。
本当、今年はヒートウェーブもあり水の恵みが少ないんだな。
昨夜のミーティングで周辺の川は全て干上がっているといっていた。
それを目にする。
ただただハイキングを思い、快晴を期待してしまうも晴れが続けばと単に願っている場合ではないよね。
2月11日 朝7時、自然と目が覚める。
しかし物音がしないのでそのまま寝続けた。
二度寝後、体は既に起きてトイレを催す。
仕方なく外に出るともう1つの寝室の人たちは既に皆起きていた。
雲に隠れているけれど素晴らしい。
昨日とは違い、朝からしっかりと日を感じられる。
目覚めたのは人間だけじゃない。
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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