波に身を任せぷかぷか、泳いでいると冷たい海流に覆われる。
体に軽い悪寒が走る。
「上がり時だな。」
私はよく悪寒が走っても海にずっといて、その後、鼻水小僧になることが多い。
だからミーアママとロングベイで遊ぶときは私のくしゃみが始まると「終わり」と言われ、上りを告げられる。
フッ、親からしてみれば息子の嫁もいつになっても「子供」なのである。
更に今日は、キャンピングカーのシャワーではなくサイト内の無料の冷水シャワーを浴びることにしているから、ちゃんと自分で調節しないと。
ミーアからもOKが出て、まだまだ貝取り中のおじさんに挨拶しに行く。
「沢山、ありがとう。」
私は小心者だ。
一人で自分の知らない土地など行こうと思わない。
だけど友人がいたら別。
専門学校以来のベストフレンドとは幾度となく海外出かけて行った。
現在の相棒はミーア。
ミーアと一緒になり海外での運転手を得た。
今の私たちは年齢と体験と共に20代とは違う世界にどんどん足を踏み込んでいる。
それは一重にミーアのおかげと言える。
「真実がここに連れてきてくれた。」
ミーアも言ってくれる。
私は彼と一緒ならば行きたいと思う場所に行きたい。
3月7日、うへぇ~、夜寒い。
目覚める、その後、眠りが浅くなり7時過ぎに夢から覚めるが体が重く布団から出たくない。
7時半、ミーアが目覚ましと共に起きる。
ミーティング用にコーヒーを飲もうと湯を沸かすミーア。
いい子だからファンつける。
えっ?
「ファン止めてぇ~。」
布団から叫ぶ。
「ファン止めてぇ~。」
大きく立派なウレティティキャンプサイト、入り口には車両用ゲートがありその隣にレンジャーオフィス。
2泊で受付をお願いし、ごみ捨て代として$2支払いごみ袋を購入。
キャンプ場はいくつかの区画に分かれるもテント、車両の分別がないので好きな場所に止められる。
車をでちょっといた先にはハイキングコース、商店街もある。
3月6日、寝ている間にトイレに行くなんて当たり前。
でも多すぎるんだよ今夜、4回だよ、4回。
どんだけ水が体に溜まっていたんだか。
ホルモンバランスの影響かと思いつつ、8時に朝目覚めるとまだまだ顔は浮腫み、皮膚がパツパツ。
連夜ワインの代償・・・か。
2泊の値段で一泊無料。
くしくも昨日、最後の一夜を過ごし今日はチェックアウト。
キャンパーのチェックアウトは11時と思っていたが実際は10時。
9時まで仕事しようなんて思っていたけどそんな余裕はないらしい。
なんせラストスパを楽しみたいからね。
3月5日、朝5時過ぎ。
ミーアがトレイに目覚め、私も同じくトイレに向かう。
その後、眠りにつきにくくなる二人。
「このまま起きて仕事する?」という案も出たけど、やっぱり朝はゆっくりしたい。
「互いにマッサージしよう。」
寝るのがプロのミーア。
目が覚めてしまったというのは嘘のように、速攻眠りの世界に。
本当に羨ましい限りだ。
彼を横目に時間をかけて眠りにつき、7時半にミーアはお目覚め。
二度寝を楽しみ8時過ぎに起床。