バスでの混雑から逃れようと本を読み込もうとする私。
しかし、バスに乗り込みしばらくすると先ほどパンフレットを配っていた男性がマイクをもって運転席隣の前方で話し出す。
おっ、なんだかバスツアーの感じだぞ。
彼はボランティアで赤城山観光を盛り上げるために案内を買って出ているようだ。
今日から読み始めとなった本、内容が面白い・・・
でも目の前で話しているおじさんのマイクを通した声が車内に響き、また一生懸命話している姿を無視するのも悪いと変な良心がうずく。
ここは素直なツアー客を演じ、しっかり話を聞こうと彼のほうを見ると目が合う・・・照れる。
なので目線をちょいずらしながら話を聞く。
登りたーい♪登りたーい♪今年は山にめっちゃ登りたーい♪
さぁてどの山、行こうかな。
折角だから新しい山に挑戦したいけど、さすが山国日本、無数にあるよ良いコース。
ならばと自分たちの吉方を頼りに山を選び、7月15-16日一泊二日で赤城山を決定。
近くに榛名山もありどちらにしようか悩み、交通の便と翌日の予定を配慮して、行きやすい赤城山へ。
日帰りできる距離は日帰りでっ、という節約モットーで生きてきたけど、そろそろ心身共に余裕を持ちたいお年頃。
翌日も観光を楽しむこともできるけど、次の日の合気道朝稽古に備えて、温泉入って早めに帰ろう。
万福寺、どこにあるんだろう?
結構下ってきたし、地図でももうそろそろ出てきてもいいんじゃないかなぁ?
それとも通り過ぎちゃったのかな?
最近、ハイキングで見かけることが少なかったキノコさん。
同じ園内なのに、林道と化したこの道で出会う人おらず。
メインエリアやアジサイロードでは、チラホラいたのに。
まぁいいや、再び自然の中での自分たちの時間、整備された平地の道となれば私たちの大好物。
公園のマップを撮影しに行ったとき、一人の女性が化粧をしていた。
カメラらしきものを他の人が持っており、彼女は白い布ようなものを羽織っている。
この霧景色、確かに神秘的な映像を撮りたいのだとしたら絶好のチャンスだね。
ランチを食べている時も時おり撮影風景を目にする。
思い思いの時間を過ごす、いいねっ。
動いていたからこそ汗だくTシャツだった。
でもやっぱり6月でこの天候、椅子に座りランチを食べているだけでは寒さを感じ、二人して上着を羽織る。