8日目:縄文杉ハイク
今日は昨日よりも早く3時10分に外灯が明るくなりました。突然の目覚めに二度寝を検討しますが、縄文杉へと気持ちが高まりそのまま起床。
昨晩は4時にはもう人がすでに並んでいたので3時50分、身なりを整えて、バス停に向かいスタッフと軽く話をして、バス並び1番ゲット。4時半を過ぎれば人でいっぱい。スタッフさんもこんなに人がいたんだとびっくりしていました。
皆の期待に応えてか5時発バスは4時55分に出発。5時半に荒川登山口到着です。
バスは満席。この後30分おきにバスが来ますが、バス停での並びを考えるとずっと満席でしょう。
荒川登山口から縄文杉までは一本道。ゆっくり歩けば皆に追いつかれ、人混みの中歩くことになります。それは御免とばかりに最初は飛ばして歩きます。入り口からのトロッコ道、8kmひたすら歩きます。
朝日も昇り始め、温度も上がってきました。昨日までの雨はどこへやら。見事な晴天です。
トロッコ道では川の上を渡る時、柵がない場所などあり、ちょっと緊張しました。レールの下に引かれている木が揃っている場所もあれば、不揃いの場所もあり、気が抜けません。トロッコ道で出会った仁王杉、太くまっすぐ伸びた杉です。ヤクシカにも会い、自然の営みを楽しみます。
やっとの思いでトロッコ道が終わり、大株歩道に入ります。ここから2.5kmで縄文杉ですが、道が一変し、岩を登り、川の中を歩きの自然道。滑りやすく大変だけど楽しさ満載です。
屋久島パンフレットによく使われるウィルソン株に到着。切り株の中の空洞に入ることが出来、外を見上げる。それは素敵な空間でした。進んでいくと再びもののけ世界へ。苔が沢山生えて木や岩や独特な雰囲気を与えてくれます。
道は険しく大変ですが、場所ごとに階段や道が設置されており、ハイカーのことを考えた構造に感謝です。屋久島では至る場所で観光として栄える島としての配慮と心遣いを目にします。
大王杉が現れ、そのででかさを迫力に度肝を抜かれました。縄文杉が見つかるまでは一番大きな杉と聞いて納得。後に縄文杉に出会いますが、迫力は大王杉の勝ちぃ~でした。夫婦杉に出会い、木々たちのユニークな姿に癒され、やっと縄文杉入り口までやってきました。
縄文杉入り口はループになっていて、往路復路の人で道が立ち往生するのを防いでいます。やっとの思いでたどり着いた縄文杉。立派なのですが、展望台から杉まで遠かったこともあり、若干見劣り。杉を守るためには仕方がないことです。
往路4時間40分かかりました。
縄文杉周辺は混み合うこともあるので、堪能した後は早々と立ち去ります。適当な場所で昨日、Aコープで買ったおにぎりでランチ。
荒川登山口から縄文杉までは一本道。復路は来た道を帰ります。早く歩いたこともあり、多くの人と共に歩くことは避けられたのですが、復路では縄文杉を目指す多くのグループに道を譲り、しばらくは立ち往生が続きました。
ウィルソン株まで戻ってくると人混みも減りつつありました。そこで見落としていた爺杉に出会う。苔一杯がひげ一杯に感じ、味のある杉です。
行きはやる気で乗り越えたトロッコ道も帰りはもう大変。疲れと思い、道から目をそらせば不揃いな下板に引っ掛かります。途中、三大杉など世代を感じさせる杉に出会い気を紛らし、そうして次なるお目当て、小杉谷集落跡へ。
往路の時も発見しましたが、後ろから来る人を心配して復路の際にゆっくり見ることに決めていました。終わらないトロッコ道復路の唯一の目的場所です。小学校に献上された屋久杉切り株は道で見ることが出来ます。最盛期の写真を案内板で見て、小学校跡を訪れる。全盛期の面影は入り口の階段だけ。
校庭の先は立ち入り禁止になっていて、屋久島はそこで草を食べていました。時の流れと共に変化していく姿。それでも土地はそこにあり、時の流れを見ているんだなぁと考えさせられました。
復路唯一の楽しみを過ぎた後はただのトロッコ地獄。歩いても歩いても終わらない。こんなに歩いたっけ?と痛みを感じている足をどうにか上げ下げしながらいろいろ疑う。それでも始まり有れば終わりあるもので。足を渡りトンネルをくぐり、荒川登山口に戻ってきました。14時41分、約9時間のハイキングこれにて終了です。
屋久島では様々な場所で協賛金を求めています。白谷雲水狭、縄文杉ハイキングはハイキング自体は無料で行えるにも関わらず階段や道の整備はしっかりされています。私たちは感謝の意を込めて協賛金を見つける度に、募金させてもらいました。
15時発バスに乗って自然観に戻ってきます。その後、ミーアの希望もあり、家族風呂が楽しめる”ゆのこのゆ”へ。一人400円で30分ほどではありますが貸切風呂が楽しめます。
お風呂のお湯は熱すぎず、ヌルヌル感がない柔らないお風呂。他人を気にせず入れたのは久しぶりだったので、ミーアとゆっくりとした時間を過ごします。
屋久島最後の夜は一番気に入った白谷雲水狭の駐車場で過ごすことにしました。Aコープでの食事もこれが最後です。縄文杉ハイキングを頑張ったご褒美として、ちょっと豪華なお寿司。
いろんなことがあった屋久島旅行。雨で悩ましい日々でしたが、それも「ありのままを受け入れる」ことを教えてくれた日々。何を隠そう、望んでいたハイキングは全て行うことが出来たのです。それも最後は晴天で。やり終えた感と共にキャンピングカー狭い狭い布団での夜もこれでお別れです。
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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