本格的な上りに入る前に意思確認看板。
ちゃんと準備している?
ここアルペントラックだよ、こんだけ登るよっ。
地図でもわかりやすく現在地と今後の状況を教えてくれている。
自己責任なんだ。
2月10日、寝る前にミーアは目覚ましはいらないと言っていた。
5時に起きる人がいるならば彼らが作り出すノイズで自然と目が覚めるだろうと予測。
でも心配性の私は念のためにと目覚ましをお願いする。
5時。
ミーア正解。
一番最初に起きた彼らはコソコソ声で話すのではなく、通常ボリュームで周りを気にすることなく騒音を作り出す。
静かな狭い部屋、簡単に響き渡る。
寝ようにも寝続けられるわけがない。
私が体を起こすと隣の人も体を起こした。
「おはよう」
とりあえず朝のご挨拶。
レンジャーから7時半5分前にミーティングがあると言われ、ハットでゲームをしていた私たちは中断しベランダへと向かう。
柵を囲うように皆で座る。
先ほどのレンジャーがマオリ語で何かを言う。
それは祈りの言葉だった。
すると次に各自の自己紹介。
なんですとっ?
こういの苦手です。
それも名前や出身だけでなく、趣味や50年後の夢など。
とりあえずシャイな自分、簡素に答え乗り切る。
そしてみんなの話を聞いていたら先ほどまでは知らぬ者同士だったのになんだか親しみが生まれてきた。
明日のコースについての説明。
コースは12㎞5時間。
疲れを取ろうとベランダに座る。
最初は日陰で本を読んでいたけど、太陽が当たる場所が空いたのでそちらへ移動。
足をたらしブランブランしながら山景色を目の前にリラックス。
すると同じ場所にミーアがやってきた。
人を目の前にせずに自然を見ていると心も落ち着いている。
何よりも大きな荷物を下ろしたことで浮くのではないかと思うほど体が楽になっている。
リュックのある寝床に戻るとミーアのリュックが置いてあった場所が移動され、人が座っている。
ここまで結構な思いで歩いてきたんだよ。
ブログをずっと読んでくれているならきっとわかってくれるはず。
なのにここから歩いて6分の場所にハットがあって、ここまで車で来られるなんて。
ショックっ!
さらに歩いてたどり着いたからこそ見られる景色がある。
特権のために重い荷物背負ってがんばってきたのに、車で見にこれちゃうなんて。
でもミーアは知っていた。ここに駐車場があることを。
はぁ無知が与えた心の疲労。
まぁいい、忘れよう。
ここは整備されて歩きやすい道になっている。
歩こう♪歩こう♪私は元気ぃ~♪
荷物さえ軽ければこれほど美しい景色の中、そんな気持ちで歩ける。
実際はヘビメタにのせながら
歩けぇ~!ヒィーっ!進めぇ~!ギャァ~~といった励ましのほうがあっているかもしれない。
歩くの大好き平地なのに、荷物重くて暑いとこんなに辛いと感じるなんて。
本当、やってみないとわからないこってある。
森に流れていた川には透明度が高い水が流れていたけどそのあとは干上がってばかり。
道が荒くなる。
川でもないのにコロコロ石。
頭ぼーっとして岩の上歩いてコロッとしてこけたら危険とばかりに慎重に。
カナリア諸島で岩場でこけて膝打った人を見た。
まだ始まったばかりのこのコース、ってかいつ何時においても同じような経験は御免いただきたい。
橋を渡るも・・・
天気が良いことは非常に恵まれている。
雨続きのハイキングなんて本当に勘弁。
だからこそハイキング前に晴れを望み、お願いしてきた。
そうしてこうやって頂戴した素晴らしい快晴。
だがなぁ、だがねぇ~。
熱いのよ。
以前通った道を懐かしやと進む。
心に余裕をもって・・・・とは行かず。
前回が懐かしいよ、荷物も軽く軽快に歩き周辺を楽しみながら進んだ。
今はグレートウォークが始まったばかりなのに荷物の重さにやられ、一歩一歩が土にめり込むよう。
でもやっぱり道はロードオブザリングの魔法使いが長旅をするような素敵な道だし
景色だってキレイ。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
1
|
2
|
3
|
4
|
5
|
6
|
7
|
8
|
9
|
10
|
11
|
12
|
13
|
14
|
15
|
16
|
17
|
18
|
19
|
20
|
21
|
22
|
23
|
24
|
25
|
26
|
27
|
28
|
29
|
30
|
31
|
1
|
2
|
3
|
4
|
真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
プロフィール