有名な観光スポットのメジャーなハイキングコースを土曜日歩けば人に遭遇しやすいのは想定内。
既に入り口から一組のカップルと重なり、追い越したり、抜かれたり・・・。
状況に変化をと彼らが先まで行くのを見届けていたら後ろから別のグループが見えてくる。
「有名なナショナルパークの手軽のコースだもの、混むよ。」とミーア。
さらに「僕が好きなのは前回の道でばったり見つけたコース。去年の山のコース良かったよね。」
確かにあのコースは快晴に恵まれて火星気分を思う存分、味わえて人に出くわすこともなかった。
人とあまり遭遇せずに自然を楽しむコースがやっぱりハイキングは楽しい。
ただここは友人奥さんが教えてくれたコース。
旅中に彼らと再び会う予定だし、滝も見たかったからこれはこれでOKということにしよう。
観光名所なナショナルパーク、土曜日となれば人も溢れ駐車場だってすぐに満杯になってしまう。
ホテル近くの無料駐車場は利用可能時間4時間、まぁ今日のコースはさほど長くないから大丈夫かな。
空きスペースはあるもののもう結構な台数、私たちも駐車。
現在9時半前、人が増えすぎる前にハイキングを始めよう。
トイレに行って戻ってくるとミーアがなんだか困った様子。
どうやらアプリナビがうまく機能していないみたい。
簡単な地図くらいならもらえるかもと一度Iセンターに立ち寄ることに。
駐車場からIセンターに向かう途中、今日予定しているコース標識発見。
本来なら3日間ほどに分けて進みたいコース。
でも今日はがんばって進む、と言っても頑張るのは運転手ミーアだけど。
旅も後半戦、知り合いの道場で合気道を楽しみながらハイキングも楽しみたいし、予定は盛り沢山。
ゆっくり進みたいところだけど予定に余裕を持たせるためにも今日は頑張り時。
工事中の道に出会い、まさかの渋滞。
事前にニューワルド立ち寄っていてよかった。
遠回り続きのドライブだけど購入したナッツやドライイチジクなど食べながら進んでいるから空腹によるイラつきはない。
それでも時間が来れば食事をしたくなるのは私の常、既に12時過ぎ。
「ランチどうする?」
「目的地到着したら食べる。」
聞けばつまみ食いでお腹は空いていないみたい。
「ナショナルパークまで食べないの?」
途中、道路標識で国道3号線一部通行止めの案内を発見。
通行止めの町の名前が書いてあるけど、手持ちの地図で探すもその町を見つけられず、とりあえずそのままウッドビルに到着。
昨日はぐっすりと眠れた。
ミュージアムという名の人の家の裏庭。
他に車が通るわけでもなく寝る前に耳に届くのはうるさい風の音だけ。
瞑想後、まだ睡魔に襲われない私は自分のいる場所を思う。
田舎牧場の家、ここでは何をするにも与えられるよりも自分で作り出すことのほうが多い。
だから想像も創造も豊かなになる。
私がこの風の音から連想するもの、地球を揺るがす大男が、日も沈んだ皆が寝静まる頃、町を飲み込み始める・・・。
こうやって物語って出来ていくのかな。
ただの移動日かと思いきや、なんだかんだでいろいろと大変だった今日。
道草って大事だな、道草あっての旅行か。
時間は既に5時過ぎ。
軽く必須な仕事だけこなして夕食作り。
何かと移動した今日「仕事ができない」と文句を言いながら杖の練習へと外に出るミーア。
言っていることとやっていることが矛盾している。
今日、マーティンボロでのランチの後、数分の時間を利用してPCを広げようとしたので制止した。
数分と言いながらも多分、出発ギリギリまで仕事をするつもりで、やめさせるのにまた喧嘩になるのが嫌だったからだ。
「3時まで動いてその後、仕事したい。」とミーアは私に願望を伝える。
今日、ランチの後コーヒー屋に行きたいと言ったのは誰だったか?