2月24日(31日目)②:
砂浜は黒く狭い入江。海水浴OKだけどまだまだ続く道のりを考えて鑑賞のみ。羊さんは砂浜手前の丘までしかやってこない。
牧場道に戻るものの、結構下ってきてしまった。「登りたくない。」日差しギンギンの熱い牧場で本音は漏れる。
再び海を見下ろせる高さまで戻り柵道に沿って進む。ここから人と遭遇する回数が増えてきた。見えてきた折り返し地点フレッチャーベイ。12時前に到着。ストーニーベイより奥地なのに、人が多い。
木々茂る森の囲まれたストーニーベイ。ここも山々に囲まれているけど牧場のようで草みどり色が広がっている。カヤックやフィッシングを楽しんだり、皆、思い思いの時間を過ごしている。
昼食タイムグループは海辺の木陰、私たちも仲間入り。人慣れしたアヒルに囲まれ、ランチを狙われる。
パンを切ろうにも10㎝ほどまで急接近してくる。「あっち行け。」ってやっても「あっち行かない。」と抵抗するので、触るふりして距離を開ける。やっとこさっとこ作ったランチハムチーズハンド。
小さなお口で食べ物詰め込むミーアはよくこぼす。ミーアはそれを指さし「食べていいよ。」とアヒルに合図。すぐさまやってくるアヒル。だから奴らも調子に乗ってしまう。その目ざとさにあきれるものの、かわいくて仕方がない。
まだ折り返し地点。10㎞歩いてストーニーベイに戻らないと。12時半過ぎ、さっそく復路スタート。同じコースを戻るだけなんだけど、景色が美しくてやっぱり足を何度も止めてしまう。
フレッチャーベイに向かうため、沢山下ってきた牧場道を登るのは厳しい。なんつってもお昼過ぎで太陽はギンギン、暑さはどんどん増している。こんな中、毛に体を覆いつくされ、それでも涼しい顔をしている羊は寒さだけでなく暑さにも強いんだと実感。
牧場と海の景色を沢山目に焼きつけて、マヌカロードまで戻ってきた。牧草道で見つけたキノコ、「マジックマッシュルームかも。」と興味津々のミーア。「食べちゃえば?」とそそのかすと、目にきらりとするものが・・・。焦って止める。
暑さに脳がやられていると信じよう。
トラクターおじさんに整備された道も上りだった。息を上げながら進むも小休憩で見られる景色に癒される。気づけば牧場の景色から森の景色へと変わっていた。木陰が増え、日向と日陰を繰り返しながら進む。
ボーリーベイまで戻り、行きでミーアが見つけたスズメバチの巣の場所を教えてもらい、共に注意して渡る。湾を抜けてしまえば木陰の多いなだらかな道に変化。
ふぅ・・・、やっと安堵。全身で海の景色に浸る余裕も生まれる。
生気を取り戻したころにルックアウトポイントまで戻ってきた。折角だからともう一度行ってみよう。
頂上の狭さの恐怖心は半減し、ゆっくりと風景を楽しめた。サングラスと帽子を装着しているミーアも今度はゆっくり。
この先はもう安泰、木陰に覆われた森の道。彼曰く、「太陽がずっと僕たちの背だったのは良い点とのこと。」
朝、ハイキングを出発した時は東を背に西に進み、午後折り返し、日は逆となり、私たちも逆道となる。確かに太陽ギラギラだったけど目の前にあって眩しかったということはなかった。
朝は薄暗く感じたマヌカの木とシダロード。太陽が差し込みファンタジーさが増す。今にも森の妖精にお目にかかれそうな雰囲気、歩いていてすごく気持ちよかった。
フレッチャーベイ近くの牧場ですれ違った人たちと再びすれ違う。道は下り始め、ストーニーベイに戻ってきた。確かにここはニュージーランドNO.01海岸沿いハイキングと言えるだろう。
汗もいっぱいかいたので、キャンパーシャワーでさっぱり。早々にウナギとアヒルに会いに行こう。
残念ながら今日はアヒルは一匹のみ、既にお腹がいっぱいなのかこちらにはやってこない。
ウナギにパンを上げると大きなウナギは小さなウナギを今日もアタック。しかしよく観察していると大きなウナギはアタックしてもパンには興味を示さない。もしやと思い、橋から離れた岩場側にパンを投げ込むと大きなウナギは来ずに、小さなウナギはパンにありつけた。そっかぁ、大きなウナギは縄張りを守っていたのだ。
夜はたっぷりお野菜とベーコンで夕食。たーくさんの自然からの恩恵と運動に恵まれ10時には就寝。
ブログには旅のもっと詳しい状況を掲載しています。
真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
プロフィール