2月15日(22日目):
木曜日はミーアミーティングデー。昨日は10時に寝たので6時にはすっかり目が覚めていた。しかし外は寒くなかなか布団から出たくない。行動を始めたのは7時半。
今日は移動を予定しているので軽く仕事をした後、シャワーを浴びて出発の準備。ちなみにキッチンにコンセントがあったのでここで持参ドライヤーを利用させていただいた。
ゴミを捨てに置き場に行くと何やら「いい案がある」と言っていたミーアがエアベットをカットしている。どうやらこれを室内の風除けシートとして利用しようとしている。
昨日、嫌だと言ったのにどうして?どう使ったかもわからない、非常識に捨ててあるエアベッド、どんなに生地が良くとも嫌なものは嫌。今回ばかりを我を通させていただく。
当初の心配をよそに2泊非常に良い時間を過ごさせてもらったKaitoke Regional Park campgroundに別れを告げ、出発。
まずはダンプステーション。「行きに利用した道を行くより、別の道を進みたい。」というミーアの案で国道2号線を北上。ウネウネの山道ながら濃い緑と青空のコントラストが美しい素晴らしい景色。
途中のビューポイントに立ち寄るとこの道はリムタカヒルロードというらしい。第二次世界大戦の時、兵士たちはこの道を歩いて渡り、今では歴史的な場所となっている。果てしなく続く雄大さ、心の奥にまで届きいろんな思いがこみ上げる。
フェアーストンでダンプステーションを利用。昨日、コーヒーメーカーを割ってしまい伸長するためにマスタートンのウエアハウスに行きたい。道は2つの別れ、直接行く道とマーティンボローに立ち寄って進む道。気になるので後者を利用。
マーティンボローに到着し、ビジターセンターで情報集め。国道2号線も町の盛り上げをと様々なパンフレットが用意されていた。
飾られている地図を見てみると北島南東ウェリントンとは逆岸の最南端の灯台があるケープパリサーへの玄関町らしい。何やら興味がそそられる。いつかは訪れてみたいな。
マーティンボローの町は公園を中心に町が広がっている。ビジターセンター前にキャンパーを路駐して町をお散歩。安いガソリンスタンドを見つけれられてラッキー。町中に沢山の花が吊るされ、緑が多くなんだか気分があがる素敵な町。
地元のオリーブとワインを販売しているお店を見つけて入ってみる。特産ワインが残念ながら苦手なピノ・ノワール、オリーブも種類が多すぎて選ぶことができず、手ぶらで店を後にする。
そろそろランチタイム、路駐している場所は斜めすぎて調理などできない、公園脇の平地スペースへと移動してサンドイッチを作る。おしゃれカフェで高額サンドイッチも自炊であれば遠慮なくいただける。
ガソリン入れて国道2号線のマイナーロードをひた走る。時代を忘れさせるのどかな景色、安心する。目的のマスタートンにてコーヒーメーカーを無事、購入。
ここでもう一か所立ち寄ろう。マーティンボロービジターセンターでもらったパンフレットから興味深い広告を見つけたミーアが行きたくなった場所。それはホンジェラス出身のご主人が営むカフェ。ここにはドイツ製の大きな焙煎機があり、それを利用したコーヒーを飲みたかったようだ。
3時過ぎに到着、いっぱいのモカをシェア。酸味が強く私たち好みではなかったけどサービス、そしてご主人の対応が素敵なお店だった。
そろそろ今日のキャンプ場を決めないと。ミーアはDOCを利用したいみたいけどトイレもキッチンも何もないグラウンドに一人8ドル払う気にはなれない私。それを知り、機嫌を悪くするミーア。
「もう運転したくない」「ならマスタートン(今いる町)にPOPクラブがあるからそこに泊まる?」「マスタートンは嫌だ。」
ネルソンでの思い出から町の中に泊まるのは嫌だと理解できても運転したくないといわれると困る。Iセンターで情報を得ようとしたものの3時45分で既に閉店。どうにかしなけらばとキャンプ用マップから良い場所を見つけ出した。
ここから15分ほど走った先にあるPOPミュージアム。一人5ドルかかるらしいが「ここならよい」とお許しが出たので、行ってみよう。
空が広く雲が美しい。ミーアはどうしてここなら良いと言ったのか?「真実、ミュージアム行きたかったんでしょ。」私が、ドライブ中に個人コレクションのお店かミュージアムがあったら行きたいといったのを覚えてくれていたのだ。不機嫌ながらも私のことを考えてくれている。
看板に沿い、道を曲がると生け垣脇の道を行く。本当にここでいいのかと不安になる。
どうみても人の家に到着しそうだと、不安になるも的中。いかにも牧場上に立つ家の大きなガレージに到着するとしっかりミュージアムの文字が。
個人コレクションのお店かミュージアムに行きたいとは言ったものの、あまりにもそのまますぎる。
近くにいた男性に声をかけると幸い彼がオーナーだった。話をするとミュージアム入場料5ドルを支払うと停泊無料らしい。現在4時半、ミュージアムや5時に閉まるらしい。ちょうど折角、お金を支払うんだもの。中を楽しませてもらおう。
入り口は言ってすぐ1920年代の車がお出迎え。そして中には沢山の車や機材。車内は驚くほどシンプルな世界で一気にアンティークの世界に引き込まれる。
レコード機、農作機、ナンバープレートにタイプライター、洗濯機など数えられないほどの1950年前、戦前・戦時中のの品が多く展示されている。数に圧倒され、よくぞここまで恐れたものだと思いつつも、これを許してくれた奥様にも敬意を払いたい。
狭い廊下兼小部屋には前面にガラス瓶が並べられていて、自らのガラス好きに改めて気づかされる。満足すぎるほど個人コレクションを堪能させていただいた。
ただの移動日が道草からいろんな体験を楽しむことができた。ミュージアム手前の平地に停車させていただく
。既に5時を過ぎていたので仕事を軽く済ませ、夕食づくり。「仕事する時間がない。」と文句を言いながらも、外へ杖の練習へ行くミーア。気ままなものだ。
夕食後、民家庭の高台から見られる夕日は絶景。キャンパーは私たちしかいない。民家の安全な庭で一夜を過ごす、貴重な体験だね。
10時に布団に入るもいろいろと思いを馳せ、寝つきが悪かった私の耳に届く風の音。夜、寝ようとベットの中で強風の音を聞いていると勝手に妄想が始まる。
大地を揺るがす大男が、日も沈んだ皆が寝静まる頃、町を飲み込み始める・・・。こうやって物語って出来ていくのかな。
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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