2月17日(24日目):
7時半にお目覚め。天気予報とは異なり太陽がまぶしく、ルペノフ山が美しい。今日はトンガリロナショナルパークに向かい、午前中からハイキングの予定。
ニュージーランドの変わりやすいお天気に左右されないよう早めに出発。ドライブ中に七色に光る「彩雲」に遭遇。初めての出会いに興奮。今日は雲が美しくやたらとアピールしてくる。
ナショナルパークに到着。今日は土曜日だから混雑が見込まれる。4時間利用可能の無料駐車場にキャンパー止めて、タラナキホールズトラックへゴー。
Iセンターで確認すると往復6km2時間のコース。地図はなくナビもうまく起動しないからちょっと不安だったけどメジャーなコース。他の人もいるから大丈夫だろう。
日差しが強く熱いけど念のため、羽織れるものを持っていこう。標識に従い進むとトラック入り口に到着。まるでロードオブザリングを思わせる高台の草原のエリア。
整備されたなだらかな道は歩きやすい、紫、黄色、白様々な花も咲き、気持ちが上がる。ちょっとした森を抜けてまだ草原道へと戻る。
予想したよりも人が多い。ちょっと止まれば次から次へと後ろから人がやってくる。静かな自然道を歩くのが好きな私たちはちょっと残念な気分。
再び森の中を通り苔が生い茂る木々が作り出す幻想的な世界に囲まれる。草原道に戻ってくると厚い雲が広がり始めている。森に流れる川の水の透明度が非常に高く驚く。
森から抜けた小さな橋を渡るとゴーゴーと強い音が響き渡る。滝の音かな?と思いきや、橋の下に滝つぼ。五感で楽しむその流れにゾクッと体が反応する。
これがお目当ての滝だったのかな?と疑問を持ちながら先に進む。草原道に今度はナウシカの世界に浸ってみる。
すると遠くに高い滝が見えた。あっ、こっちがタラナキ滝だな。こちらの滝もゴーゴーと途切れない音と共に水が流れ落ちている。川の傍に行き、一休み。折角だからここのお水を利用してコーヒーを作ろう。念のためとガスバーナー他、準備しておいてよかった。
クラッカー、ハムなどをお供に出来上がったイタリアンコーヒーを楽しむ。他の場所にも私たちと同じように休憩している人の姿が。滝の脇、崖上に座る少年の姿を見て、こっちが背筋が凍る。
休憩を終え、さらに上りを続ける。再びの美しい草原世界だけど気づけば滝の上にまで来ていた。ここから滝の落ち口まで行ける。
ここに彼が座っていたかと思うとやはり恐怖心でいっぱい。高所恐怖症の私には絶対無理。それでも興味津々な私は他の人に紛れて滝の落ち口近くまで向かい、写真を撮って、早々に引き上げる。
山間を川が流れ、滝へと流れが続いている。標高が上がってせいか、雲が厚みを増したせいか、気づけばポツポツと雨が降り始めてしまった。
小雨で終わるかと思い、帽子だけでしのごうとしたけど、その後、雨は強さを増し上着を取り出すことに。持ってきておいてよかった。
草原の中を下りつつも雨だと状況も異なり、つい黙々と歩いてしまう。滑りやすいし、時たま水たまりがあるので避けながら進む。霧がかったこの景色もそう悪くないと楽しみを見つけながら進む。
森を抜け、紫の花に囲まれた草原、やっぱり美しいな。無事、ハイキングも終わると道路は霧で覆われていた。天気予報で午後から天気が崩れるとあったので早めにハイキングをしておいてよかった。
ちょっと移動してから今日の停泊場所を決める。先のタウポでミーアの友人宅へお邪魔する予定。以前利用したダムキャンプ場という案もあるが、今後の雨予報も気になるため却下。ここから近いNZMCAの評価もいまいちで却下。
結果、山の中のルックアウトポイントのフリーグラウンドを利用することに。雨は収まり、ところどころ青空も見られるようになった。
山越え、町越え、牧場越えて到着したのはWaituhi Lookout。
細道を超えた先に眺望台が見えてきた。さほど広い休憩所ではないだけに、本当にここに泊っていいのかと不安がよぎりながらも、端に車を寄せて停車。眺望台に登ってみるも国道から細道をどんどん進み、見に来るほどの景色でもないかなと個人的な意見。
天気が持ち直して良かった。思い思いの時間を過ごしコーンとウィンナーで夕食。最近、冷蔵庫から悪臭が漂っておりその原因が紫オニオンとわかった。またほかのホワイトオニオンも一部腐っていたので、その部分を取り除き、プレートに並べたけど念には念をでそれも捨て、シンプルな夕食に。
杖の練習後、疲れ果て、10時に就寝。
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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