23日目:
朝は7時半とちょっと早めに起床。朝日を楽しむため。
外に出るとまだ暗く、ミーアはまだ布団の中。彼の布団に入り込み「寝る?」と誘っても「起きる」と誘惑に負けない。
再び外に出ると少しだけ明るさを帯びたうろこ雲が美しい。雲の一部がゆっくり赤く染まり、太陽が昇るにつれて色合いに変化が起きる。
気づけば空全体が明るくなり、残念ながら朝日を拝むことは出来なかったけど素敵な朝焼けショーを楽しむことができた。
10時のチェックアウトに向けて用意をすると9時半には準備完了。
出発しようと思うと下から女性の声が。昨日、道案内してくれたおばちゃんがいる。チェックアウトの胸を伝え、「ありがとう」というと大きな投げキッスを返してくれた。
本当、素敵な人。これが本当にホスピタリティなんだろう。
気づけば空から雲はなくなり真っ青に羊のように浮かぶ雲。
町に戻ると教会が開いていたのでちょっと覗かせてもらうとマリア様のお姿が。
するとどこからともなく良い匂いが。クラッカーがある私はパンは不要だけど、焼き立てパンなら欲しいかも。
残念ながら匂いのもとはクッキー店。
スーパーでミーア用パンと生ハムを購入し、次なる目的地に向けて出発。
車で走りどんどん離れていくテヘーデを見る。寂しい、すごく寂しい。初めて来た場所で夕方からの短い時間しか過ごしていないのにすごく寂しい。
おばちゃんのホスピタリティや壮大な景色に心打たれたけど、それ以上に何を心が感じている。
途中、高台を見つけて停車。上には十字架が飾られており、この地の信教深さを改めて感じる。高台からテヘーデを眺めながら自分の思いと向き合う。すると今世の自分には持っていない経験が湧き出てくれる。
田舎を離れ都会に向かう時の感情。私の中にしまわれていた記憶が今、解放されようとしている。
空に景色に心に酔いしれドライブは続く。
今日のハイキングはどのコースなのかな。既にミーアはコースを決めている。私はウキウキ待つばかり。
崖山から松林の景色となり、ヌブロ岩の看板が増えてくる。もしかしてミーアは私が行きたいのがわかりコースを決めてくれたのかな。「選んでいない。」と即答。
しかしヌブロ岩観光の駐車場を過ぎその先のコースを目指すも、ここからコースが始めるはずと駐車場に戻り停車。なんだかラッキーな予感。
外の地図でコースを確認、ここにもいくつもコースが存在する。隣で見ている男の人のコース、感じとして6kmくらいかな。それなら私達にも丁度良いと思い、ミーアに告げる。
彼曰く、彼が見つけたコースはもっともっと先の場所だったみたい。しかしどうやら見つけた6kmコースに彼の気持ちも動き、ナビで改めて設定してこのコースを行くことに。やったっ、念願コースに行ける。
道が決まり安心とばかり露店でコーヒーを注文。気になっていたチーズも売っていたので、味を確認したいと小さいサイズも注文。
本日のコーヒーも当然おいしく、気になっていたチーズも味が良かった。ただもしかしたら試食としてお願いしたらもらえたかもというミーアの言葉にちょっと落ち込む自分。
荷物を持ってお待ちかねのコースに出発。再び、下りから始まるコース、帰りの登りを心配する。その文句を聞きすぎたミーアが「山に来ているのに変なことを言うね。下ったら、登るんだよ。大変じゃないんだ。」と。「平坦道が好きなの。」と反発。
それにしても今回のコースは本当に下る、乾燥して滑りやすい道をとにかく下る、下る。下に見えている町に到着して舞うんじゃないと思うほど。
途中、大きな突起岩を発見し、度胸試しとばかりに先へ進む。
もともと高所恐怖症な私、強風のなか先端近くに立っていることに心臓はバクバク。でもがんばった自分が誇らしい。
下りが続くせいか日陰が多く、太陽は崖上を照らしている。
ヌブロ岩にはまだ出会っていないが個性的な岩たちがチラホラ。自然美術館。岩場や岩がボコボコしている道、とにかく滑りやすいから風景だけに気を取られずにしっかり足元注意。
道は松林へ。道も安定し、穏やかなひと時、気づけば遠くに見えていた町へと結構近づいてきたものだ。いろんな岩アートで目を癒し歩くと次は上り坂、日もサンサンと照らしている。
その前にランチタイム。作っている最中からスズメバチがウロチョロ。数も増えてきて、早くいランチ。美しい景色の中の優雅なランチはおあずけとなってしまった。
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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