16日目:
夜には雨が降り出し、これで星空の夢は絶たれた。
おとといの夜も渦模様がぐるぐる、昨夜も感情のぶり返しでうまく寝られない。もともと寝つきは悪い、隣でプロフェッショナルな眠りに就くミーアが羨ましい。8時に重たい体をどうにか動かす。
エルジャナルでの3泊が終わり10時にはチェックアウト。宿も宿主も素敵ですべてが気持ちよかった。
洗濯物を含め何かとお世話になったマリオ、テネリフェで購入したお土産用チョコレートにメッセージを添えてテーブルに置いておく。
朝から雲が少なく美しい空。次の場所では星空を楽しめるといいな。
次の宿へと移動する前にハイキングを楽しむことに。トリップアドバイザー2位のハイキングコースへ向かう。
宿を離れ町の小さなスーパー出来立てパン香り豊かな出来立てパンをゲット。
コースに向かう途中、ナビに「!」がある。ちょっと心配なこともありIセンターへ。
スタッフに聞けば、私達が予定しているロケ・デ・ロス・ムチャーチョスはすごく良いと勧めてくれた。コース、そしてそこまでの行き方について丁寧に教えてくれた上、ラパルマの歴史も教えてくれ、非常に良い時間となった。
観光地ではIセンター、案内所は十分に利用すべし。
やはりテネリフェに比べると道が綺麗。
森の景色から低い木々の景色となり、平地が続く。天文台も見えてきた。そして工事をしている風景までも、標高2000mと言われても信じられない。
でも雲が下にある。やっぱり高いんだ。
ここのコースの駐車場は狭い、うまく標識が見つけられずにいるとバス発見、安心したのも束の間、満車だったので近くの空きスペースに駐車。
ここが本当に目的地か心配になりつつも外の看板を見つけて安心。日差しは強いが風が強くて寒い。
ハイキンググッズに加え、防寒着もしっかり着込んでハイキングスタート地点へと向かう。
コース入口の看板にカラスが止まり、お出迎え。
どうやらここ周辺が世界でも有数の星スポットらしい。いろいろとナイトツアーも目にした。
スタート地点展望台からは見事すぎる絶景、また夢気分。
柵に守られ始まるコース。しかしすぐに柵は姿を消す。崖脇の細道を行く。標高を考え、高所恐怖症の私、
足が震える。本当にこの道を進んでいいのかと不安になるも看板に書かれた名前は合っているし、先の道なき道を老夫婦が歩いている・・・・残念ながら合っている。
先を進むしかない。いろんな意味でのドキドキが止まらない。
いつもは写真を撮りまくる私を引いてみているミーアだけど今日は彼もシャッターが止まらない。全てを記憶に残したい。
恐怖心は消え去り楽しめるようになってきた。岩道、赤土道と変わる。
絶景ポイントの岩場スペースを利用してランチタイム。生ハム、ブルーチーズサンドイッチ。極まりない。
贅沢日焼け止めをしっかり塗っているのに、ばっちり焼けている。空には数匹のカラスが自由自在に飛んでいる。
人気のコースだけに人とすれ違う回数は少なくない。山脈を見ながら進み、反対側が望める場所で雲海が見られる。空気が薄いので息切れはしやすい。
折り返し地点である天文台が見えてきた。登りが続く道、無理せず進もう。生息する植物は乾ききりここの厳しさを教えてくれている。
最後は雲を下に歩き続ける。夢見心地な頭は天空の城ラピュタを思う。
天文台に到着すると多くの人。崖山の偉大なる自然から人工的な天文台が標高2000mにある。
こんな高地にものを作る人間ってすごい。こんな高地に美しい黄色い花を見せてくれている植物もすごい。
ここでランチをしている人にカラスが近づく。カラスにサンドイッチをちょっと分けてあげようとちぎって渡そうとするとカラスは彼女に近寄り、なんと
彼女が後ろに置いたメインのサンドイッチへと回り込み、いただいた。
世界共通、みんなびっくり大笑い。カラスはどこでもズル賢いときたものだ。
持参したネクタリンは残念ながら腐っていた。楽しみにしていただけにちょっと残念。
復路になってもやはり美しさが止まらない。行きに見たとは思えない、初めてみたような感覚。二度見て二度驚けるなんてラッキー。
3時間ほどでハイキングを終え、現在2時半。
次の宿のチェックインは4時以降から可能。時間は十分になるのでちょっとドライブを楽しもう。
ここ周辺は絶景ドライブポイントとしても有名。ただ宿に行くコースからすれば遠回りになるのであきらめていたけどミーアから提案。なら是非お願いします。
ドライブの間に天気は代わる代わる。雲の上の快晴から霧まみれ雲の中を通り、曇り空を上から望む。再び雲に突入すれば雨を経験して宿のある町に到着したときは晴れ。なんて変化なのかしら。
町はエルパソ。
ナビに従い進むと工事で道が塞がれている。初めて来てこれは当然焦る。近くにハイバーディノがあったのてとりあえずここに駐車。
宿近くに大きなスーパー、これは助かる。徒歩で宿を探す。
カラフルな街並みの黄色い建物が今日から三泊お世話になる7therras。
ドアには鍵、セレプションと読めるボタンを押すと綺麗なオーナーさんが出てきてくれた。
リビング、トイレシャワー室は広く、さらにベッドルームが2つある。???一室35€で借りているんだけどこんなに贅沢でいいの?部屋の間違いではないかと思い、オーナーに聞いてもあっているという。
賭けで申し込んだアパート。再びラッキー極まりない。
リビングからは町の景色が望める。駐車場について聞いてみるとやはり路駐らしい。話している間に1つの場所が空いたので急いでミーアが車を止めにいく。
周辺について、チェックアウトについて聞いた後、オーナーと別れる。するとミーアが戻ってきた。
用意した3泊分の荷物を移動して夕食の買出しにハイパーディノへ。
途中のIセンターを見つけ、明日ミーアが行きたいコースについて聞いてみる。27kmと長いコース、途中までタクシーで行けるみたい。
彼らの勧めでは8時半までにはコース入り口にいたほうが良いらしい。やっぱり役に立つIセンター。
スーパーに行ってびっくり。今まで一番大きなハイパーディノ。ミーアお気に入りの生ハムを500gもゲットしてご満悦。久々の新鮮野菜に体が喜ぶ。
デザートまで買ってしまいおいしさにノックダウン。
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真実は「葛藤の解放と純粋な自己なる創造の現実化」をテーマに日々、生きている気ままな幸せ人です。 瞑想を通し、感じたこと、学んだこと日々の経験から感じたこと、学んだこと。 様々なことを様々な形で自分の変化と共に歩む真実なりの方法をご覧ください。
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